manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

自己変革と仕事

みなさん、こんにちは。

 

中期経営計画の検討の季節です。完成度の高い低いはさておくとして、市場環境を分析して、競合との差を整理して、会社の向かう方向を議論します。

 

ご多聞に漏れず、我々の属する業界もレッドオーシャンとなっています。事業の内容や強みを今後の3年〜5年で大きく変えていかなければなりません。と、言うところで、はたと気づくのですが、ではどうやって?目指す事業への変革を図るにはそれをドライブするような人材が必要となります。

 

今そのような人材がいないのであれば、外部から連れてくるか中で育てるかの二択です。外部から連れてくるにしても、外から入った人材がそんなに急に活躍するのは難しいでしょう。外から来た人も社内のことをあまり知りませんし、社内のもともといる人も普通ならそんなにオープンではありません。

 

さて、そうすると中にいる人が少しは変わらないといけないわけですが、ここでまた考えます。どうやったら変わるのか。

 

社会人生活を同じ会社で一定以上過ごすと、どうしても同じような人たちと同じような仕事をしてしまうことになるでしょう。そうすると成長も何もなく、日々の時間が過ぎ去っていく一方で何も変わらない。当然成長なんてしませんね。

 

とはいえ、同じことを続けていても、事業に先の無いことは見えてきているとすれば、これは緩やかに自殺しているようなもので、本人のためにも会社のためにもなりません。でも、変わる・成長するきっかけはありません。

 

ということで、ここで何が大切になるかというと、会社が進化したい方向性に合うような仕事があるかどうかだと思います。我々のような会社人は仕事を通じて成長することしかできません。もちろん、人材育成や振り返りなども大切ですが、2割くらいで、残りの8割は仕事を通じた成長となるでしょう。

 

ですので、事業を変革するためには今までこなしていた仕事とは違う仕事を受注し、異なる考え方を持っている上司であったり、パートナーと仕事をすることで、新たな価値を感じることができます。

 

昨日も部下との1on1で話したのですが、部下の皆さんもじわりじわりと変化をしているわけで、ひとつのことができるようになれば、もうひとつ新たなことができるようになっていってもらうことが大切です。適度な筋肉痛になるような負荷を上手にかけてあげることも上司の仕事ですし、自分たちが成長する仕事をアサインすることも上司の仕事ですね。

 

過去、大企業の幹部の皆さんが人の成長に対して、いろいろと施策を講じてきたわけですが、その意味合いが今一つわかっていなかったことにようやく気付けました。また、これまでの上司が私の能力からするとストレッチな仕事をアサインしてくれて、成長を促してくれたことにも感謝しかありませんね笑