manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

比較とスタイル

みなさん、こんにちは。

 

昔、一緒にプロジェクトに参加していた方としばらくぶりに会い、お話する機会がありました。その方は人事部のエースで、当時のプロジェクトでは大変お世話になりまして、その後、事業部門に転出され、その後、部門長になられて3年目ということです。

 

その方が苦労してきたことや私が苦労してきたことを語り交わし、大いに共感しあったひと時でした。同じように見知らぬ組織に長として、異動したわけで、同じように感じ、同じように苦労してます。さらに、コロナでビジネスモデルが根底から崩壊するような部門ですので、事業運営の難しさもあるようでした。

 

さて、楽しかった・懐かしかった、ということでお終いにするのも芸がないので、少し感想と振り返りをいれますと、ひとつは事業への関与度が少し少ないように感じました。お客様のところにはあまり言っていないということでしたし、また、現場に入り込んで活動、という感じではなさそうでした。その方のスタイルですからよい/わるいの話ではないと思います。また、その部門は昔ながらの社員がコントロールをしていて、その社員から「○○さんはご存じではないでしょうが」という前置きの元に、いろいろな指摘をされていたということでした。

 

逆に、メッセージ発信などは多いときには毎日(!)、週に2度は出しているということで、これはすごい筆まめだと感じました。teamsでチームを作って発信しているということですので、いいね!の反応もリアルとのことです。

 

確かにその方は周りに積極的に働きかけていって、雰囲気を作っていくタイプというよりは、クレバーで賢くてよく考えている、そんなタイプです。強みからリーダーシップのスタイルを作り上げていく、ということで言えば、適切なのかもしれません。ただ、激動の変革期において、それでよいのかというと、私個人の意見としては、少し介入が弱いようにも感じます。あとは、熱意とか感情とか、必死さのようなものも少し薄いでしょうか。

 

何を言いたいかというと、日ごろの自分と照らし合わせて、比較をしてみると、自分の特徴やよいところも悪いところも浮かび上がって来たような気がします。実を言うと、これまではあまり他人のリーダーシップスタイルを観察して比べてみるということはしてこなかったのですが、この方は自分と少し似たところのあるタイプ(と私が勝手に思っているだけです笑)ですので、大いに共感しながら、冷静に観察できたのでしょう。

 

取締役となり、1年半を経て、私個人の成長ということでは、前後では大きく変わったと思います。ただ、照らし合わせて考えてみると、まだまだ鍛えなければならないところが大いにあるということを他者の観察を通じて、よく理解することができました。この方は、先輩ですので、私と同列に比べてどうこう言うのは上からで大変恐縮ではありますが、多くの学びを得ることができたように感じています。