manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

風土と出向社員

みなさん、こんにちは。

 

以前のBlogで、今の会社の風土がシンガポールにいたころと少し似ていると取り上げたように思います。中核を成す社員の何名かが、些細なことで過度に騒いだり、人を貶めたり、陰口を叩いていたりするわけですが、先日もそうした状況になりました。困ったなぁと思いながらも、今日何かを言って、明日変わるようなことでもありません。

 

過去、何十年かかけて、いろいろな感情や思いが蓄積された結果です。ちゃんとした社員もいるので、何とかしたいと思いつつ、なかなか妙手を講じることはできてきませんでした。

 

先日、役員の一人と話をしていた際に、経営トップの影響が大きいという指摘があり、確かにそれはそういう面もあるかなぁとも思いました。指摘したり、ある時には追い込み、コミュニケーションがお上手ではないもので、それが伝播しているところがあるのかもしれません。

 

一方で、彼らの側に立つと、いろいろと思うところはあるでしょう。自分たちが頑張って、売り上げを上げ、利益を積み上げ、何十年と頑張っているところに、出向社員が偉そうにやってくる。そんな状況の中で、会社や組織に忠誠心を示し、頑張り続けることに無理はないのかというと、そんなことはないでしょう。無理だらけですね。

 

もう一方で、一番恐れていることは、自分たちが力を失ってしまう状況を恐れているのかもしれません。ただ、陰口だったり、社内でもめたりすることは、こちら側からみるとあまり怖いことではないのですが、それにより、一つの力を見せているのかもしれません。

 

逆に、会社の経営機構の中枢にいるのは出向者です。そうすると出向者達が一枚岩で強く統制することが一番威力のある対抗策だったりします。もちろん、過度となるのは厳禁でしょう。というより、今のマネジメントチームではとてもそこまではたどり着けません。むしろ隙だらけです笑

 

ということで、多少の風土の悪さは税金のようなものではないかとも思いつつ、やはりそれでは働いている人たちが不幸なので、何とかしたいと思います。ただ、出向者はどうしても外部の人なので、どのようにこの課題を克服していくかについては、慎重かつ何手か先も読んだものが必要なのでしょう。素人が無策で突っ込んでいくと大変なことになりそうな予感もしつつ、覚悟を持って踏み込んでいこうと改めて決意を固めた次第であります。

 

また、過去に当時の人事部長から指摘されたように「私やあなたには到底理解することのできない感情」がこの課題の底流にあります。ですので、マッコウ勝負で突撃するのは危険な一方で、これは総合政策で解かなければならないので、マネジメントの仕事として、腕の見せ所な領域の一つなのでしょう。