manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

覚悟の醸成

みなさん、こんにちは。

 

以前、メンターからのコーチングで「あなたには覚悟が足りない」とご指摘をいただきました。はい。ありがたいご指摘です。ただ、その当時は「まぁ、そうなんだろうなぁ」と、ぼんやり受け止めて、「そんなこと言われたってなぁ」という感じでいました。覚悟とはどういう事で、どうすれば得られるものなのかを少し考えてみたいと思います。

 

まず、当時の様子を振り返ってみますと、就任して3ヶ月ほどでしょうか。挨拶で何を言えばよいのか、人もようやく顔と名前が一致する程度です。事業の理解も3ヶ月程度です。言い訳ではありませんが、それで「覚悟あります!」と言っても、なんだか薄っぺらいですね。今では、当然ながら、当時に比べるといろいろ変わっています。社員のみなさんは顔と名前だけではなく、いろいろ見えてきています。聞き分けのよい人もいれば、面倒な人もいます。好き嫌いも出てきます。また、検討して導入していく施策もあります。会社を良くしたいと思って実行してしたことが、うまくいったり、そうじゃなかったりと、関わりに深みが出てきます。いろいろな出来事に拘りだったり、苛立ちだったり、感情もどんどん起こります。

 

組織でできること・できないことも分かってきます。1年間で様々な変化があります。自分が関わったものや判断したものもあり、プラスマイナスで会社組織にとっていろいろな影響がありました。そうするとふしぎなもので、愛着や責任感のようなモノが出てきます。組織と自己の融合のようなことでしょうか。自分の一部に感じられてきました。

 

さて、最近の出来事で、過去に下した判断が原因で、揉めることがありました。私が横から、外野からしゃしゃり出て来て対応するわけではなく、まさに当事者として対応しなければなりません。逃げることもかなわない状況です。というか、逃げたり人のせいにするのは道義にもとりますし、私の流儀にも反しています。現場や部門長の信頼もなくなります。腹をくくるしかありません。

 

と、ここでようやくの覚悟です。周りから文句言われようが、怒られようが、自分が会社のためによかろうと思ってやったことに責任を取るしかありません。誰かから言われて「そうですね。すいません。やめます。」では、覚悟もくそもありませんね。

 

ということで、覚悟を醸成していくには、一定の期間が必要なのと、組織・従業員との相互の関わりが大切だということだと気づきました。さて、一方で、モノの本に書いている経営のイロハのようなことは、表面的というか、書いてあることができる状態にどうやって持っていくのかが重要なんじゃないのか、だったり、外部から転職して来た人が覚悟を培うのは大変だろうなぁとも感じました。