manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

業務改革と働き方改革

みなさん、こんにちは。

 

「本来必要のない業務を効率化するほど無駄なことはない」という言葉を聞いたことがあります。たしかドラッカーさんのお言葉だったと思います。前職で業務改革に関わった際に聞いた格言で、今となっては耳の痛いご指摘です。

 

今の会社では、リソースの量・質と業務量と品質の関係で、業務改革なんてとても着手できないような状態です。制度が複雑(場合によっては2つある)で、運用も2種類あり、人が多く、手作業が多く、システムがイマイチ。もうどうしようもありません。

 

ということで、今年の4月に向けて制度統合に取り組んできて、これから運用統合に移ります。うまくゆけば、きっと業務量が減り、品質が上がっていくはずです。明るい未来が待っているはずなのです。制度が2種類あるから、業務プロセスも2種類必要、制度が1つになれば、きっと業務も減るだろうと。

 

ですが、現実はそう簡単にうまくいきません。特定のスタフ部門で完結することは少なく、現場との接点があるからです。現場側は当然ながら、今までのやり方を好みます。スタフ側で運用統合したくても、現場から流れてくるデータが2種類あれば、2種類の運用が必要です。

 

何を言いたいかというと、制度が1種類になったところで、細かなところで、まだ考え方が統合されていない費用があり、その一粒一粒で止まってしまいます。さらに、システムがヘボいと最悪です。手を入れてカスタマイズするにはお金も大いにかかってしまいますね。

 

ということで、「制度が1つになれば、業務量が減り、品質が上がるだろう」はキレイごとの世界だったわけであります。うーん。困った。とはいえ、何とかして、業務量と品質を高めていかなければなりません。

 

結局のところ何がないとだめなのかというと、やっぱり人(量と質)と金だった、ということかなと思い始めています。ただ、優秀な人は高くて・主張を持っているので扱いにくくあります。ですので、加えて言うと、優秀な方々とその皆さんを率いて、向かいたい方向性に導いていくリーダー、さらに、現場の皆さんに変化を説明・説得できるリーダー…。

 

と、どんどん要求が加わっていってしまいます。こうして、今の業務を地味にやるしかない、ミスがあれば、解決のめどもないのに謝って、次はしないと空手形を切るしかない状況が多くの会社ではあるように感じます。外部に頼ろうとしても、そんなに優秀な人は来てくれない。

 

そういえば、コロナ禍の後のニューノーマルで、フリーランスとか副業とか、まだまだ選択肢がいくつかあるような気がしてきました。以前、某外資系の保険会社の方が、副業ですと、コンサルティング会社の名刺を持っていて、たくましいなぁと思った記憶があります。実力のほどは、正直、それほどでも(失礼)という感じでしたが、確かにそんなにお高くはありませんでした。まだ、この環境下で試しているわけではありませんが笑

 

また、転職市場も動くかもしれません。今の策が尽きたなら、他の策を考えて試すしかありませんね。万策は尽きるはずがないということですかね。