manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

活きた技術

みなさん、こんにちは。

 

そういえば、知らないうちに1,000ページビューを超えてました!御愛読いただきまして、ありがとうございます!励みになります笑

 

先日、次男くんの英語の入塾体験会に付き添ってきました。先生は英語のネイティブで、パワポを使い講義やグループディスカッションをしていました。私は田舎育ちだったこともあり、子どもの頃は、このような体験型の授業はなく、英語学習といえば座学中心でした。

 

発音が苦手だったこともあり、スピーキングやリスニングはほどほどに、グラマーやボキャブラリーを中心に学習し、社会人になってからはたまに英会話スクールに通う、そんな感じでした。

 

そんな感じでいたところに、急にシンガポール赴任を告げられ、バタバタと着任し、英語を使わざるを得ない環境に置かれ、はたと困りました。言っていることがわからないこともさることながら、単語が出てきません。あと、文法を意識して、話したい文書を作ろうとしたところ、会話のスピードについていけません。それはそうでしょう。日本語で話す際に、文法を意識しているわけでもなければ、単語を思い浮かべたりするのに時間をかけたりしていません。

 

メールでは英語を読んだり書けたりするので、ベースのコミュニケーションをメールで何とかしようとしました。また、これがよくなかった。日本語以上に文脈から、感情的なものがそぎ落とされるので、まったくもって仕事がうまく回らない。加えて、そんなことをメールでわざわざ言うなよと、雰囲気まで悪くなります。さらに、当然、書いたり読んだりするのに時間がかかる割に、コミュニケーションの密度が低くなります。

 

ということで、ジリジリと日々を過ごしていたのですが、半年くらい経った頃でしょうか、急に頭の中のスイッチが切り替わりました。英語で考えて、英語で話すようなことがある程度できるようになりました。例えば、鳥の絵を見て、日本語で鳥という言葉を思い出し、それをbirdと置き換えていたのですが、これが鳥の絵を見てbirdになります。「わからない」と日本語で考えて、I have no idea.と置き換えるのではなく、わからないことが I have no idea.とストレートに現れます。

 

20数年間、英語を勉強していた割にまったく身についていませんでしたが、半年間、それしかない環境にいて、英語にさらされ続けると、スイッチが切り替わり何やらできるようになる瞬間がやってきます。スポーツや音楽を経験された方には同じような経験があるかもしれません。意識しなければできなかった指使いが鍛錬の中で自然にできるようになる瞬間です。

 

と、なぜ、こんなことを書くかというと、自慢でもなんでもなく、会社経営やマネジメントという局面でも、同じようなことが起こらないかと、期待していまして、そろそろそれなりの時間が経ちました。同じようなスイッチの切り替わるタイミングは、残念ながら、未だきていませんね。複雑度が異なるからかもしれませんし、私の覚えが悪いからかもしれません。近いうちに、きちんと振り返ってみたいと思います。