manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

仕方が無い

みなさん、こんにちは。

 

この数日いろいろなことがありました。自分の力の及ばないところもあり、「仕方が無い」を連発していたようでした。部下のひとりからの指摘です。「あなたにとっては仕方が無いで済むかもしれませんが、我々にとっては仕方が無いでは済みません」と。

 

うーん。確かにそうだ。よくなかった。すいません。しばらく、「仕方が無い」は封印しようと思い至りました。ということで、気にしてみると、確かに意外と使っていました。それは仕方がないですね。これは仕方がないよ。あれは仕方がなかったな。本当に仕方がないのか?レパートリーも多いです。

 

ということで、「仕方が無い」について、調べてみました。『1.どうすることもできない。ほかによい方法がない。やむを得ない。2.よくない。困る。3.我慢ができない。たまらない。』ついでに「仕方」についても調べてみました。『物事をする方法。やり方。』(出典はgoo国語辞典です)なるほど。

 

振り返ってみて、「どうすることもできない」ことが本当にそんなにたくさんあるのか?と問うてみると、そうではないように思います。ただ、今の時点では「仕方が無い」ことがあるのは事実です。こうなる前に、もっと他のアクションを取っていれば、「どうすることもできない」状態に陥ることを避けられるのではないかと思います。

 

とはいえ、時計は巻き戻せない。覆水盆に返らず。「どうすることもできない」状態にならないために、ベストを尽くさなければならないのですが、人間同士なので、なかなかそううまくも行きません。プレッシャーをかけるつもりもなかったのに、パワハラだとか、みなさんで仲良くしたいのに、仲が悪くなるとか、よくある話でしょう。そして、完璧にすべてのことをコントロールできるわけがないので、これからも「仕方が無い」状態になることがあると思います。きっと。

 

このことがよいかどうかはわかりませんが、そういう事態に落ち至った際に、私はそれを受け入れることから始めています。受け入れるルーティーンとして、「仕方が無い」と言ってしまっていたわけです。たぶん。とはいえ、その発言は周りから聞いていると、「仕方が無いから、あきらめて」と言っているようにも聞こえていたのかもしれません。私としては、「仕方が無いけど、なんとかしよう」という意味を込めていたつもりでしたが笑

 

受け入れた後に、アクションを決めます。いつまでに誰が何をするのか。その結果、何が起こったかを見極めて、次のアクションを決める。そのうちに、「仕方が無い」状態がクリアされれば勝ちですが、そうは簡単に勝てません。気持ち悪い状態で止まってしまったり、いやいや、そういう効果を狙っていたわけではないんだよと、転ぶこともありますが、それも受け入れるしかありません。そして次のアクションを決めます。

 

とはいえ、冒頭の指摘は本当に正しくて、経営のお仕事としては「仕方が無い」から「あきらめる」ことはダメなのでしょう。はい。あきらめていません。が、「仕方が無い」で言葉を止めてしまえば、「あきらめた」と思われても「仕方が無い」ですね。これはやめよう。ということで、今後は「仕方が無い」の後に何かの言葉を付けたいと思います。

 

ただし、小さな問題まで含めて、すべての「仕方が無い」問題を片付けるのは、時間と労力の無駄なので、大きな「仕方が無い」問題を整理していきたいと思いました。