manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

「決まる」ということ

みなさん、こんばんは。

 

トラブルが続いていて、なかなか時間が取れませんでした。いつも当たり前にちゃんとできていることが、こんなにも有難いことだとは思っていませんでした。当たり前にあるものがなくなるときっと困ることでしょう…。

 

それはさておき、経営企画部門の頃のお話と今の立場での思うことの続きです。経営企画部門の時に大切にしていたことに「決まる」ことがあります。偉い方の意を受けて、活動する際に「それは決まっていることなのか?」と問われることがよくあります。おおよそ、問うてる方はそのことをやりたくないのですが、それはさておき、確かに「決まって」いた方がよいと思います。

 

それでは、どういう状態で「決まっている」と言えるのでしょうか。職業病なのですが、一番、わかりやすいのは経営会議や取締役会で決議されていることです。そう、経営企画部門の頃にはここに持ち込み、決議を得ることが仕事の醍醐味だったりしました。詳細はお話できませんが、あんなドラマやこんなドラマもありました。そして、ここで決まったことは、なんだかんだと実行されていきます。うーん、大企業はさすがですね。

 

さて、振り返って、今の会社に戻ります。小さな経営会議ですので、ここで物事を決めることはさほど難しくありません。これまでに何度か取り上げてきたように、「実行」がいつものようについてこないのです。うーん。気持ち悪い。

 

もしかして、経営企画部門の際に「決まった」ということが実は大したことではなかったのかもという気持ちになってきました。ですが、よくよく考えてみると「決まる」ことの種類が少し違います。

 

どういうことかというと、大企業ですから、経営会議に持ち込まれるテーマは会社の統廃合であったり、投融資であったりと、会社やお金が動くことが多かったように思います。そこは実行もある意味では確実です。一方で、実行力がいるような類のものは、なんか戦略っぽいことが承認されますが、具体的にお金が動かないものはあまり効力がなかったかもしれません。

 

さて、もう一度今の会社に戻ると、確かにあまりお金や組織を動かすような話を決めることは少ないかもしれません。どちらかというと、決まったことを動かす・実行することがセットになっています。現場と経営の距離が近いのでそうなっているのかもしれません。

 

という中で、割とこれは「決まった」ら「動く」と思ったことがあります。偶然、やれ辞めたいだの、異動させたいだの、新しく採用するだのが多かったので、よく理解できたのですが、それは、人事です。ワンシーズンに使える機会は限られていますが、確実に効果があります。異動により今までその人に紐づいていた権力のようなものも形が変わります。また、これまで中核だった人が入れ替わることで、組織のパフォーマンスが如実に上がったり下がったりすることがわかりました。

 

なるほど、では、人を入れ替えれば、組織がよくなるのか。なんて、おいしい話はありません笑、ということで、次回は人を入れ替えるとどんなことが起こるのかについて、皆さんと考えていければと思います。