manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

迫力の正体

みなさん、こんにちは。

 

テレワークでの仕事が続きます。今日は経営会議と本部の施策案の発表会でした。

 

経営会議は仕込みが効き過ぎたのか、予定調和に終わりました。ただ、Web会議システムがディスプレイに表示できなかったり、社長や役員が途中でいなくなったりといろいろありましたが、事前の準備が効き過ぎまして、落ち着きを無くすことなく、時間どおりに話したいことを議論できました。ただ、若干、予定調和が過ぎたので、揺らぎがなさ過ぎました。次はどうしようかなと、少し悩みます。

 

一方で、施策案の発表の方は事前の指示出しが不十分だったのか、今ひとつ満足の行くものではありませんでした。うーん、なんだろこれ。確かにバッチリ噛み合っていたとしたら逆に気持ち悪かろうですし、そこまで時間をかけてすり合わせたわけではありません。

 

違和感の理由はいくつかあります。ひとつは、発表している内容を「やりきる」感じが伝わってきません。スケジュールがない、誰がやるの?みんな忙しいよね、という内容です。お金もない。仕方ないよね、と、言ってもらいたい。そんな様子が伝わってきます。

 

うーん。ちょっと前の自分が聞いたらドキドキする指摘です笑。ただ、これはそういう指導を受けて育って来なかったことと、チャレンジすることでの成功体験や使命感がなかったりするのだと思います。かく言う私も、コーポレートの経営企画にいた時には同じようなマインドセットだったと思います。

 

昔、ベンチャー企業に出資をするキャピタリストが何を見るのかを伺ったことがあります。その際に、「やりきる熱意」というようなことを言っていたような記憶があります。その時はふーんそうなんだと思ったくらいでしたが、今思うと、これは単に「ほとばしる情熱や熱意」だけを指しているのではないなと感じています。実現のためのシナリオがしっかりしていて、その実行に責任を持っているか。足付けをしているか、できそうか。自分の力だけでできないなら、上司の力を借りてでもやろうとしているか。この辺りが感じられるかどうかなのでしょう。

 

もうひとつの違和感は、周りに影響力を発揮して問題解決していこうというオープンさを感じなかったというところです。なかなか難しいのですが、自分達の部門で閉じこもって狭くやったことにしようとしている感じがします。

 

うーん、これもひと昔前の自分が聞くと、ドキドキするような話です。さて、現在地点はわかりました。どうやってみなさんに働きかけていくかが腕の見せ所です。今日何かを言ったから、明日、その結果が出るような技はありませんので、「面で」働きかけていこうと思いました。あ、「面」作りについては次回に取り上げてみたいと思います。