manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

経営vs派閥連合

みなさん、こんばんは。

 

いろいろ任せたいことがあって、それを担ってくれる経営企画的な役割について、少し考えたいと前回お話しました。組織は人の集まりなので、その組織に影響力のある人がいるのかどうかでアプローチは異なるので、今日はそのことについて考えたいと思います。

 

通常であれば、組織のリーダーに働きかけて、納得してもらって、彼から部下に指示してもらえれば、何か物事を動かすことができそうですね。なかなか納得してくれなかったり、「わかったよ」と言いながらも動かない。そんなこともあるでしょう。基本アプローチはトップの意向をキチンと説明して、依頼を受ける側にもメリットがあることを理解してもらうことでしょう。メリットがない場合もありますが、その際の話は少し長くなるので、今回はやめておきます。

 

また、この影響力のある方が部長や課長ということでは必ずしもない場合があります。わかりやすい例ですと、工場の現場の親分なんかがそうですね。技術もあって、仕事も早くて、面倒見もよい。人望もある。この人が旗を振るなら、まぁ、ついていかざるを得ないか、という感じです。これの場合も、まぁ、やりようはありそうな気がします。

 

ところが、組織が大きく束ねられておらず、あまりにも小さな単位に派閥っぽい集団がある場合、難易度が上がるでしょう。平たい言い方をすると、腕に覚えがあり、仲のよくない集団です。みなさん腕に覚えのあるコンサルティング会社はそうかもしれませんね。以前取り上げた2つの頭の蛇のような組織もこのケースに近いかもしれません。

 

この場合は極めて厄介です。個別撃破にも限界があります。ひとつの頭を潰しても、もうひとつの頭が違う反応をします。アイツが賛成するな、やらないとか。

 

順番としては、組織が規律のようなものを持つようになり、その上で指示を通していく必要があるのでしょう。コンサル会社のような組織に無理に規律を持たせようとした場合には、よさが消えるようなこともあるかもしれません。

 

過去の経営企画部門の仕事では、先方が嫌がることでも、一旦、「お願い」を受け取ってくれれば、物事が進みはします。なんというか、指示が広がっていく枠組みのようなものがあったのでしょうね。有り難いことです。

 

またこの小さな派閥っぽい集団が共通の敵を見つけて、連合するとさらに厄介ですね。経営vs派閥連合。想像しただけで、気持ち悪いです。

 

キレイなアプローチだと、ビジョンや売上目標のような共通の目標で束ねることもできるかもしれません。ただ、ひとり一人のレベルが高くなければ、それも難しいのでしょう。

 

今回の話は解決策や成功事例があるということではありません。こういうことを考えないといけないんだと、今回、改めて気づいた。そんな話です。オチがなく、申し訳ございません。ですが、今後、このことに困りそうな予感がしています。。。