manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

影響力とスピーチ

みなさん、こんばんは。

 

唐突ですが、みなさんはスピーチは得意ですか?私はアメリカのテレビドラマシリーズのwalking deadが好きで、リック・グライムズのように仲間を鼓舞するスピーチができればなぁと、彼に憧れています。彼に限らず、アメリカのテレビドラマや映画を見ていると、そういう人物が登場しますね。

 

妙な話から始まりましたが、今の立場になり、一番磨きたいと思っている力がスピーチの力です。これが難しい。本当に難しいです。1on1は相手を中心に、複数人でも場の空気を感じ、コントロールできる感覚があります。上手く言語化できませんが、掴めている感じがします。

 

一方で、人数が増えてくると、「空気」みたいな、つかみどころのないものが相手になるので、これがどうにも調子が出ません。着任の挨拶、キックオフでの乾杯の挨拶、幹部講和、会議後の言葉などなど。

 

とはいえ、よいスピーチができればきっと影響力に効いてくるだろうと思うので、ひとつひとつの場をおろそかにはできません。困りました。

 

まずは得意技のひとつの読書で乗り越えようと思いました。齋藤孝さんの本も読みました。これはこれで、とても参考になりました笑。けれども、乗り越えられる感じはしません。「知る」と「できる」は違う、以上のしっくりこなさです。

 

次の一手です。スピーチが得意な人に聞いてみる。はい。アドバイスいただきましたー。3分以上のスピーチはトークノートを作りなさい、と。うーん、なんかこちらもしっくりこないなぁ。3分間も話せんぜ。

 

次の手です。得意な観察もしてみました。話し手はもちろんのこと、オーディエンスの方も観察してみました。なるほど。少し見えてきました。話し手も特徴あります。慣れてるけど、あんまり中身の無いスピーチもあれば、考えているけど、あんまり届いてなさそうなものもあります。いつもの流れで恐縮ですが、比べてみれば、私のスピーチがすごく劣っているとか、優れているとかそんな感じでもありません(自己評価です笑)。まぁ、こんなもんなのかもしれませんと少し安心しました。

 

と、そんな中で、生え抜きプロパー幹部社員のスピーチを聴く機会がありました。これが、かなりの上手なスピーチで、話す側も上手で、聴く側もシビれているわけです。むむむ。これはこれで悔しい。

 

と、思いながら、日々過ごしていると、自分の内面に変化が起こってきます。あ、これ言いたいな、伝えたいなという「思い」が、生まれてきます。また、不思議なもので、場慣れという効果も地味にあります。加えて、人を知ることで、話す際の「空気」にそれほどビビらなくてもよくなってきました。

 

おぅ、いいぞ。と、ここで、過去教わったある掟を思い出します。乾杯の挨拶は短ければ、短いほうが良い。スピーチは何を話さないかを決めることが大切。このふたつです。

 

そう、みなさん、学校の校長先生の話で何か覚えていることはありますか?はい。私は一切ありません。まったく何も覚えてません。そういえば、先ほどの生え抜きプロパー社員のスピーチも長かった笑

 

さてスピーチを!と、その瞬間、頭に思い浮かぶことは本当にいろいろあります。それを思いついた順番に話してしまうと、聞いている側はハテナ?となるでしょう。でも、意外とそうなっている方もいらっしゃるのです笑

 

と、ここで、メモが生きてきます。完璧なトークノートである必要はありません。この話をこの順番に語ろう。と、いうことを簡単にメモしておくのです。小さな紙に。

 

どうしても話していると、盛り上がってきます笑。そこで、メモを見て、理性を取り戻し、そして次の順番に話そうとしたことを語ればよいのです。

 

ということで、言いたいことが溢れてきて、言わないことを決めて、順番を整理する。この流れを大切にして、今も苦手なスピーチを乗り越えて、経験値を少しずつ貯めています。いつの日かリック・グライムズのようなスピーチができるようになることを願って笑