manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

伝えること

みなさん、こんにちは。

 

4月で新たな期を迎える会社では、2021年度のキックオフがあったのではないかと思います。私の敬愛する元上司が事業部門長となられた際に、キックオフについて話していたことを思い出しました。「もっと、本を読んだり、いろんな言葉を知っておきたかった」という感じの内容だったように記憶しています。いつものことではありますが、その際は「ふーん、そうなんですか」と思いながら、その方がそんなに劣っている感じでもないのに、どうしてそう思うのだろうかと思ったことを覚えています。

 

さて、いざ、自分が話す際になってみまして、感じることは多くあります。限られた時間の中で、何かを伝え、聞いてくれた方々に何かを残したい。伝えたいことはたくさんあります。ですが、だらだらと話すわけにはいきません。だらだら話したところで、何も残らないでしょう。そして、ストーリーの論理展開も含めて、すっと頭に入っていかなければならないことと、難しすぎる話は厳禁です。加えて、自分の言葉でなければ、運びたい思いは伝えられないでしょう。

 

キックオフで話し手となるようなみなさんは、多かれ少なかれ、こういうことを言いたいという思いを持っているハズだと思います。ですが、その思いを言語化し、聞き手が理解しやすい言葉と順番に並べ、熱い気持ちも込めてを運ぶことができるかどうか。当然ながら、適当にプレゼンテーションしても上手く伝わるわけがありません。メッセージがあまり多くてはポイントが定まらず、何も伝わらないので、基本的にはシンプルでなければダメでしょう。みなさんが刺激的に感じる見た目や言葉を紡ぐことで、ようやくひとつかふたつの考えが伝わり、しかも、記憶に残ることはよくて一つくらいではないかと思います。

 

みなさんも思い返してみてもらうとわかると思いますが、過去のキックオフでどなたかのお話が記憶のどこかに残っていることがあるでしょうか。その際にはわかったような気持ちになってもらえれば、まず1点。ひとつでも記憶に残れば100点です。行動が変われば200点ですね。さて、冒頭の話に戻して、こういうことを考えていくと、私も確かに自信がなくなってきます。本もたくさん読んでいますし、語彙や言語化能力も多分それなりにあると思います。ですが、ここで取り上げてきたことを満たすにはまだまだ修行が足らず、十分にできるかというと、それは確かにまだまだ磨くところはたくさんあるように思います。

 

ついでにいうと、年に1回、話をしこれらを実現することではさらに難易度も跳ね上がるでしょう。昨今のでは、Web会議の仕組みも大いに普及しているので、その場に集まり、ごちゃごちゃせずとも、メッセージは運ぶことはできるようになりました。ですので、この手の機会を何度か取ることで、考え方を浸透させていくことができるようになるのかもしれません。と、なれば、チャレンジするしかありませんね笑