manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

部下への期待

みなさん、こんにちは。

 

新しい期が始まり、1ヶ月が経ちました。新たに部長に昇格したみなさんと振り返りの時間を持つことにしました。みなさんがそれぞれに戸惑いながらも充実した1ヶ月を過ごしているようで、ほっとしつつも、まだまだ成長途上であり、各方面からの働きかけが必要なように感じています。

 

同席してもらっていた本部長から随所でコメントを貰う形で対話を進めたのですが、その方が話していたことに「自分への期待」をきちんと確認してしておくことが大切とありました。なるほど。悩んだり、困ったりする際に、自分のできることとできないこと、強みと弱みを抑えておかないと軸が定まりません。

 

例えば、全く経験のない分野の部署に異動したとしましょう。その際に期待されていることは、その部署での専門性を求められているわけではないことは明白ですね。ですが、みなさんある意味でとても真面目ですので、郷に入れば郷に従おうとして、詳しくもないところから一生懸命に勉強を始めてしまいます。かく言う私もそうでした笑

 

まだ若いうちは、これから専門性を培うタイミングでもあろうかと思いますので、何事も学べるでしょう。ですが、部長ともなれば、付け焼き刃の知識で部下の専門家の方々には太刀打ちできないでしょう。それよりも数十年経験してきたことからの強みを持って部門をマネジメントしていくことが求められているわけですから、困った時にはその強みに立ち戻ることが大切です。

 

ですが、当人はこれまで猪突猛進に仕事をしてきたわけで、自分の強みと言われてもピンと来ないことが多い。ですので、上司が上手い具合に「期待」という形で当人に伝えてあげることが重要です。多くの場合、何らかの期待をして異動を実現するわけですから、期待はあるはずでしょう。ですが、それがあまり「期待」という形で言語化されていないことが多いです。また、上司の方も迷える部下に対して、折に触れ思い出させてあげることが大切です。迷っている際には、弱さや拙さが目立っているので、どうしてもそこを指摘されて、さらに何もできなくなってしまうことが多いので、さらに注意が必要です。よいところがあって抜擢されているわけですから、そのよいところを思い出させて、上手に発揮できているシーンを思い出させてあげることができれば、振り返りとしては成功ですね。

 

さて、自分を振り返ってみて、そう言うシーンがあったかというと、正直ありませんでしたね笑。「呼ばれているから、行ってください」みたいなことが多かったですね。その際に与えられた任務と自分の持っている活かすべき強みを野生のカンで繋ぎ合わせてなんとか乗り切ってきました。また、上司から繋がれることが必ずしも正解ではないことは心のどこかに留めておきましょう。