manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

同じ失敗を繰り返すのは

みなさん、こんにちは。

 

先週、都のサッカーリーグの試合がありました。開幕戦です。結果は敢えなく敗退、個人的にもパッとしませんでしたが、折角ですので、振り返ってみたいと思います。局面のひとつ一つを切り取って、アレがよかった、コレがイマイチだったと評価をしても、再現性が低く、意味を成しません。ですので、自チームに不利な状況を生み出してしまう要因について考えてみたいと思いました。

 

相手の方が技術が上ですので、守備をする時間が増えてしまうことは止む無しでしょう。では、うまく守備ができている時とできていない時の違いはなんなのか。それを生み出してしまう要因はなんなのか。その要因を克服する為の行動を各々の選手が実行できるのか。この辺りを整理する必要があると思い、次の試合に向けては対策していきたいと考えています。

 

当然ながら、理屈では正しくても、サッカーの試合ともなれば、不測の事態もあり、思うようにはならないこともあります。ですが、ひとり1人が考えて、行動できるチームや組織で対応できるチームは強いなぁと思います。

 

さて、仕事の方に話を移しまして、みなさんの周囲に「何度も同じ間違いをしてしまう」部下がいるのではないかと思います。指摘をしても、その際には対応してくれますが、次回、同じような条件になっても、同じように間違ってしまう。そんな部下です。

 

これは上司に指示されたことには従うという回路はあるのですが、自分で先回りして考えて、実行する回路が備わっていません。もう少し言うと、考えたり判断する際の軸や、必要な知識も無かったりします。これらの方に都度指示を出して、型に嵌めた行動を強いることは、対処療法的には正しいですが、根源的には何の問題も解決していません。また、個人や組織として成長もしていません。

 

これは何が原因かと言うと、行動を起こすための概念が備わっていないからだと私は思います。上司の注意が部下に入っていかないのは、概念のレベルで腑に落ちて理解できていないからで、その状態である限りは同じ失敗をしてしまいます。

 

サッカーに例えば、守備は陣形で守るものだ、スペースを分担して埋める、という概念が備わっていれば、指示を逐一に出さずとも、適切な陣形を作ろうとします。一方で、守備は一対一の勝負で勝つ•負けるが世界観であれば目の前の勝ち負けに魂を燃やすわけです。いつも釣り出されてしまいます。

 

人数が多くなればなるほど、この概念を揃えることが難しいですし、いろいろな信条を持つ社員が増えてしまいます。これはどうしても起こってしまいます。ですが、一定の幹部社員でこれがズレてしまうと、会社としては問題です。末端に広がっていけば、これは大きな誤謬を生み出してしまいます。同じ失敗を無駄に繰り返さないためにも、基本的な物事に関する考え方を揃えておくこと、そのために特に幹部の間では親密に会話することが大切だと思います。