manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

話を聞く人•聞かない人

みなさん、こんにちは。

 

唐突ですが、みなさんの周囲に人の話を聞かない人があるのではないでしょうか。私の周りにも当然いまして、とある部下を観ていて「あ、この方は全然聞いてない」「私の言っていることが入ってないな」と感じることがよくあります。

 

もちろん聞いていない、なんてことはなく、言葉は耳には届いています。でも、結果として聞いていない、行動や発言を変えてくれていないとなるのは何故なのでしょう。

 

サッカーの方に話を変えまして、コーチがいろいろとアドバイスをしてくれたとします。ひとりは素直に受け止めて、工夫をしてできるようになりますが、もうひとりはこれまでのやり方に固執して全く変わらない。よく見る光景ではないかと思います。

 

当然ながら、自分のプレイに自信があるとか、成果を出してきた自負があり、こだわっている。プライドが「聞き入れる」行為の邪魔をしてしまうこともあるでしょう。ですが、「聞き入れる」ことを妨げている原因はより本質的には「思考していない」からだと思います。サッカーで言うと、コーチのアドバイスは正しいのか正しくないのは「やってみないとわからない」が真理でしょう。自分に合うかもしれないし、合わないかもしれない。やってみた結果を観て判断すればよい。

 

思考ということでいうと、取り入れた結果、どういうことが起こるか、自分にとってどんな意味があるかを考える。そのためには「やってみる」ことで更なる情報が得られます。うまくいかなかった際には、解釈が間違ってのかもしれませんし、自分の技術が不足しているのかもしれません。修正を加えながら、コーチのアドバイスを自分のものにしていく体験が大切ですね。

 

さて、仕事の方に話を戻しますと、同じようなことが言えるのは議論を待たないでしょう。ですが、プライドや「思考しない」ことで、他者の言葉を受け止めず、成長が止まってしまうのはもったいないと思います。プライドの根っこにあるのは価値観ですね。価値観が揺らがないと思考が始まらない。一方で思考するには、価値観を揺さぶる訓練が必要となります。

 

「揺さぶる」「揺さぶられる」と、書くと少しネガティブな印象を受けるかもしれませんが、私はこの「揺らぎ」がとても大切だと感じています。うまく受け止められれば、その先に変化があって、成長機会あるからです。ですが、多くの場合は「揺らぐ」ことは悪として、「俺の言うことを聞け」としてしまう上司はもったいないてすね。しなやかなリーダーになるためには積極的に揺らぐことが大切ですね。