manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

幸せな組織

みなさん、こんにちは。

 

先週末、サッカーの試合で大学生チームと対戦しました。こちらは30歳から40代が中心のチームなので、まぁ、普通に戦って勝てる感じではありません。

 

試合開始後は、攻め込まれるシーンが多かったのですが、守っているうちに徐々に景色が変わってきます。1対1の局面では必ず勝負して、シュートかセンタリング。ただ、精度がそれほど高くないし、ヘディングもそれほど強くない。

 

そうしているうちにこちらもボールを持てるシーンが増えて、攻撃も形になり、何故か心理的にも優位になってきて、終わってみれば3-0の快勝。敵チームのゴールキーパーがかなり微妙だったのですが、それを差し引いてもかなりのよい試合運びでした。

 

振り返ってみますと、対戦相手の個々人の技術や体力は一定程度はあるのですが、チーム•組織としてのプレーの練度と精度が甘く、結果、守りやすく•攻めやすいということだったのだと思います。コーチングや前向きな励ましの声がけも少なかったですね。

 

さて、これを会社に置き換えてみますと、我々の周りにも似たような風景があるようにも思います。個々人の能力は高い、ただ組織を率いる、チームで成果を出そうとなるとからっきし。資格取得や能力向上には余念がないのですが、仕事の役割分担、もっと言うと、責任を分担することが下手で、周りに文句ばっかり言っていて不貞腐れています。

 

サッカーの例で言うと、本質的には組織のスポーツなので、優れている人達の集団であっても負けることは当然あります。会社も本質的には集団で結果を出すわけですから、他者とよく働くことができなければ、集団に属して働いていることの意味は半減します。

 

ただ、先の大学生のチームがそれに気付いて、自分達のチームを変容できるかというと難しいのと同じように、個人で働く彼•彼女が変わるのも簡単なことではないでしょう。

 

当社の課長クラスのメンバーと1on1をした中でも、個々人が何をしたのか、業績としてどんな成果があったのか、この辺りの話は多くあります。一方で、組織が強くなった、組織に新たな能力が備わったなどの話ができるメンバーは少数でした。仕事ですから、個人は確かに何かを成しているのですが、それらは組織の発展のためであってほしいなぁと感じました。

 

さて、冒頭の話に戻りまして、快勝したのがよほど嬉しかったか、試合後にお互いを誉め称える妙な空気がチームに流れました。褒められるとみなさん嬉しい、私も嬉しく、もっと上手になりたいと思う気持ちが溢れてきます。仕事や会社組織でもでもこうありたいと思いました。