manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

人と組織の捉え方

みなさん、こんにちは。

 

国は人。企業は人。組織は人。家族も人で構成されています。なのに、何故か人の意思の及ばない何かに、企業も組織も動かされる時があります。陰謀!であれば、誰かの意思が働いてそうなっているのでよい(よくない!)のですが、必ずしもそういうわけでもありません。すれ違いだったり、ミスコミュニケーションだったり、仕事の進め方が稚拙だったりと、様々な原因でそれが起こっているように思います。

 

集団が構成され、その集団が何らかの目的を持てば、リーダーだったり、事務方だったり、いろいろな役割分担をして、組織運営がなされます。人間ですから、当然そこに感情が入ります。組織の長には責任と権限が、組織のメンバーには役割が与えられて、時には双方に不満が高まります。これが非常に切なくて、双方がよかれと頑張っていればいるほど、不満の度合いが高まります。こんなに言ってるのに、こんなに頑張っているのにと。

 

話は少し脇道にそれましたが、個々人が利することを優先して物事を決めるのか。組織の最適のために優先して物事を決めるのか。矛盾の中で判断できないことが多々あります。豊かな企業であれば、両立することも可能なのでしょうが、人モノ金の限られた中小企業ではそういうわけにはいきません。特に職位の低いメンバーは平たくいうと安い給与で頑張ってもらっている状態となります。全般的には、大勢いるこのゾーンの皆さんに報いつつも、お客様にご満足いただける価格でサービスを提供し、株主に求められる利益を出すなんてことができれば最高です。

 

ただ、これがそういうわけにも行きません。お客様はなるべくコストを抑えたい。お客様と我々は選択関係です。さらに、株主からすれば、投資に対し、高いリターンを求められます。そして、当然ながら、従業員はできるだけ高い給与をもらいたい。現場はお客様と従業員に向き合い、経営は株主と管理職に向き合うことが多いでしょう。各々見えている景色や持ってる情報、優先したい事柄が異なります。

 

という状態で、組織を運営するしていると、それは整合しないことが多く起こるかもしれません。また、組織の一部の方々だけが利するような状況に意図せずなっているかもしれません。

 

ちょっと分かりにくいので、例を出すと、賞与の算定ロジックで、下の職位のみなさんは賞与が出なくなると生活に困るだろうから、業績連動部分を少なくした結果、業績がよくて、従業員に還元しようとしたところで、業績連動部分の多い上位の役職の方が総取りする形となり、そもそもの制度立案者が意図していないことが起こったりします。本当は一人ひとりの働く従業員に報いたい、そういう制度・枠組みを作りたいとしながら、捉え方が悪く、なかなかうまい塩梅に運用されない。このような状態に陥らないようには、何か一工夫いるような感じがしました。明確な答えの無い話で、まとまりもなく恐縮ですが、考えたこと・感じたこととしてnoteに残しておきたいと思いました。