manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

心の栄養

みなさん、こんにちは。

 

仕事をしている中で、うまく行かなかったり、腹立たしいことが起こることもあると思います。中には大きな重圧で、自分ひとりの力では克服できない、一方で周囲の皆さんもイマイチ燃えているように見えない。そんな中でやるせなさを感じることもあるのではないでしょうか。後者に関しては自分ひとりでコントロールすることは難しいですね。

 

そうした時に、「頑張ろう」と修行僧のように、数字を見つめ、どうすればよいのかを考え、指示を出しまくっても何も改善してこない。むしろ、それで改善するするようであれば、そもそも何もしなくても改善するわけでして、上記のいわゆる「うまくいっていない」状態をどう受け止めるのか。ここが大切なように感じます。

 

昨年度のことになりますが、私が担当している事業の領域に対し、プレッシャーをかけてくる上司がいました。結果だけでいえば、うまくいったのですが、振り返ってみると、その方がプレッシャーをかけようがかけまいが、何か影響があったわけではありませんでした。プレッシャーを受けた側がげんなりする、しょんぼりする、そういう状態になるだけです。それであれば、むしろ何も言わない方がポジティブでしょう。ですが、言いたくなる気持ちもよくわかります。また、その方は60歳前後ですので、駆け抜けてきた時代感でいえば、そうしてプレッシャーをかける事が当たり前の世界です。むしろプレッシャーをかけないことが職務怠慢と映るのでしょう。

 

さて、話を戻して、そういうプレッシャーのかかる状態で、自分の階層でプレッシャーを受け止め、配下に対してはポジティブに指示を展開していくには、心に栄養が満たされていないと難しいと思います。心のコンディションがよい状態でなければ、出した指示にはネガティブ感が宿り、あまりよいように表現できないでしょう。一方で、仕事はうまくいっていないわけですから、心をポジティブな状態に保つのは難しい。

 

と言うことで、どこかから心の栄養を補給する必要があるのですが、私はそれは読書でも映画鑑賞でも、睡眠でも運動でもなんでもよいと思います。とにかく感動したり、納得したり、笑ったり、走って疲れ切ったりすることで、心の中にある毒素を一旦忘れ、別の筋から栄養を補給する。

 

そのためにはやはり仕事だけではなく、趣味だったり、他のコミュニティーでの居場所だったりが大切だと思います。特に助けよう、お金が欲しい、上司部下の関係という縛りのない、緩やかなボランティアベースの関係で、普段着の心で楽しく過ごす。その結果、心がよい状態となり、その状態で厳しい仕事に戻ることが大切でしょう。

 

と言うことで、やばかったり、切羽詰まっている時ほど、リラックスして心の栄養を補給することに取り組まれてはと思います。一方で、他方の活動で消耗しすぎて前後不覚になってしまうこともあり得ますので、無理のない範囲にほどほどにと言うことも大切なのでしょう。何事も適切に取り組むのが大切ですね。