manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

言いづらいことを適切に

みなさん、こんにちは。

 

先日のことです。男性の部下がなんかごちゃごちゃ書いています。メールでは要領を得ないので、場を持ち、話を聞けども、解像度が上がってきません。うーん、あなた何が言いたいの?という感じです。

 

別の日に今度は女性の部下と同じ話題の話になりました。言いたいことが伝わっていないと思ったのでしょう。どんな言葉が届くのかを考えながら、丁寧に伝えてくれました。なるほど、そういうことが言いたかったのね、と手を打ったわけです。

 

さて、この話はふたつの洞察があります。一つは男性社員の姿勢で、もう一つは女性社員の姿勢です。

 

この男性社員は非常に世渡りが上手で、こちらの上司にはこう言い、あちらの上司にはああいい対立を回避して、双方によいことを伝えます。私との話でも「あぁ、これは伝わっていかない」と早々にスタンスを切り替えます。理解してもらうことを諦めて、耳障りのよい話に移ります。

 

確かに下の立場からは自分を守りたい、ここで主張しても聞いてくれないのなら、損な役回りはリスクしか無いと思うはずです。私も同じように思います笑。ですが、本当に会社や組織のことを考えるとそれでよいのか。自分は損をしてでも言うべきでは、伝える努力をすべきでは、泥臭く踏み込んでくれば、一歩成長でしょう。

 

次に女性社員の方です。表現はストレートでは無いものの、粘り強く、言いたいことはこう言うことだと対立の構造を作らずにストーリーを運びます。こちら側からすれば、自分の気付かなかったことに気付かせてくれて、感謝しかありません。きっと、その社員も「伝わった」と満足でしょう笑

 

この2人の振る舞いを見た際に好ましいのは女性社員の方です。ですが、それが難しい。私も難しい。これは信頼関係があるからとか、そういうレベルでは無く、何かの違いがベースにあるように思います。

 

少し変な表現になりますが、「自分を守ろう」とか「上手くやろう」という姿勢がよい意味で無いところでしょうか。目的があって、そこに辿り着けるかどうか。これが大切だとすると、今、自分がキチンと伝える努力をすべき、となるでしょう。一方、「自分が安全なところにいたい」これが大切だとすると、やっぱりいうべきでは無いってことになりますね。私もそうするでしょう笑

 

分析的にはシンプルに整理できるわけですが、感情的•心情的には非常に難しい。自分の後ろに家族もいれば、部下もいますね笑。それも含めて守りたい。否定されたく無いというプライドもあれば、「なんでこんなことわからないんだ」という苛立ちもあるでしょう。うーん、改めてフラットなコミュニケーションの難しさを痛感しました笑