manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

人もの金とあなたの時間

みなさん、こんにちは。

 

先週、新任の課長の皆さんに新任フォロー研修を実施した際のお話です。新任とはいえ、9ヶ月近く管理職として過ごしています。その中で、上手くいったことやもう少し頑張れば良かった事を振り返ります。

 

「新任課長あるある」のオンパレードでして、周りの課長の様子を見て、自分だけができてないわけじゃぁないんだと、みなさんほっこりしています。まぁ、それはそれでよいのですが笑

 

それはさておき、みなさんとてもお忙しい様子です。お客様との交渉であったり、部下の育成であったり、各種報告対応であったりとやるべき事は山積みで、それに忙殺されているというところでしょうか。この状態はある意味ではとても危険な状態で、ヘタをするとこのまま1年が過ぎ、そのまま5年が過ぎて、なんてこともあり得ます。忙しいままで、事務処理能力が多少上がったとしても、他は何も成長しないまま時が過ぎてしまいます。

 

忙しい事は、ある意味では麻薬のようなもので、忙しさにハマって、満足してしまいます。忙しい、忙しいと言っている皆さんが何やら嬉しそうだったり、幸せそうだったりするのはこのためでしょう笑。

 

さて、当然ながらそれではダメで、大切なのは課長としての「成すべきこと」に時間を使っているかどうかです。事務処理で忙しくて、部下も忙しくて仕事をお願いできない、そういう際に、じゃぁ自分で作業するかなぁ、となってしまうのではいけません。

 

とは言え、部下の皆さんも十分に忙しいわけですから、普通に突っ込んでも嫌われるか、無視されるかだけでしょう。キレイな世界観で言えば、業務改革だったり、無駄な仕事を無くそうとなるわけですが、こちらもそんなに簡単ではありません。

 

さて、少し話が逸れますが、マネジメントの大切な仕事に「人もの金」の最適配分があります。ここに「自分の時間」を加えて、資源配分を考えてみてはどうかと思います。何を言いたいのかというと、自分の時間を何に使うかは実は1番コントロールし易く、その効果も感じやすい。なので、優先順位を付けてみるべきということです。

 

事務処理や予算管理は所詮、社内の報告です。それよりも、お客様や部下の育成でしょうと構えてみてもよいでしょう。やっぱり、各種の手続きをキッチリやりたい、ということでしたら、まずは自分が作業を確立させるということでもよいでしょう。いずれにしても自分で優先順位を判断して、その通りに時間配分をすることがまず第一です。

 

この「コントロールしている」という所が実は大切で、作業や報告の奴隷になるのではなく、自分の意思でなんとかやりくりしている状態を作ることが必要です。業務改革や業務廃止も同じで、誰かのなにかの奴隷になってこなしても、なんの結果も出ませんし、何より自分のためにならないでしょう。

 

とういことで、管理職ともなれば、誰かの何かの指示に支配されるのではなく、自らの課題認識だったり、こうしたいという思いで、物事をコントロールしていってほしいと感じた次第であります。