manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

優秀と誠実

みなさん、こんにちは。

 

先日のとある会議での出来事です。実行上、少し気になることがあり、その場に行って確認したの?と問いました。担当者のひとりが「はい!確認しました!」と元気よく答えてくれたので、それなら安心と、その確認は終了となりました。

 

ですが、その後、よくよく聞いてみると、何やら確認はしていないようで、それなのに、なんでそんなことを言ってしまうんだろうかとなりました。確認してない、となっても、「じゃ、確認しておいてね」で済む話なので、そんなところで嘘をついても仕方がない。ということで、みなさん不思議な感じになりました。

 

また、以前にも、ある領域の検討が足りてないなぁ、と思ったので、ちゃんと考えておこうねと伝えた時がありました。その際には、「これで、大丈夫ですから!」と頑なでした。いやいや、後でみんな困るのが目に見えているのだし、まだ時間は十分にあるのだから、「わかりました」で済む話です。これで大丈夫な理由を挙げてくるのですが、まぁ、取り繕ったような内容なので、満足できるわけがありません。

 

こちらも同じように、怒られるから、隠すという行動ではなく、指摘を受けることそのものに拒否反応が起こる、そんな感じです。信頼関係(ラポール)が形成されていないのでは?ということでもありません。日頃、それなりにコミュニケーションを取れている社員ですし、それなりに一緒に仕事もしていて、相互に実力も分かり合える関係です。

 

一歩引いて観察してみると、その社員は自分はとても優秀であるという自負があり、日頃はこの手の指摘を受けることがない。それでも上手くできている。自分は十分やれている。それ故に、ちょっとしたアドバイスにも、過敏に反応する状況となってしまいます。自分は自分で考えて、上手くいくように工夫しているし、そうできる自信がある。だから、余計なコトを言わないでくれと。

 

まぁ、確かにそういう面はあるのだと思います。最後はなんとかするのも、ガッツがあるので、そこは認められます。ですが、ちょっとしたアドバイスに対し受け方の態度が悪いというコトなので、損しか無いでしょう。また、ちょっとした嘘を吐くことで、周りから評判が下がってしまうのも勿体ない。優秀だからこそ、なお勿体ない。

 

実は、ちゃんとやろう、ちゃんとやっている、そう見せようとすればするほどに、どうしても綻んでくるのが世の常です。そんなに全てのコトを完璧にコントロールできるような人はいません。そう見せよう=取り繕うことが必要となり、本来はつかなくてもよい嘘までついてしまう。これは非常に残念なことです。

 

ですので、仕事のアウトプットにも、上司にも部下にも誠実であるべきです。できることは頑張り、できないことは助けを求める。そのためにも、日頃、協調できる関係性を作っておくことが大切なのでしょう。誠実であることは、ある意味では難しいわけですが、そうでいることで、得られることもあるということでしょう。周りは、よーく見ています笑