manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

声がけの大切さ

みなさん、こんにちは。

 

本日はサッカーの話題から入ります。試合前、チームのあるメンバーがどうしても決め事にこだわっています。ディフェンスする上で、チームとしての決め事をしっかりと作りたいということのようです。そんなにみっちり練習をしているチームではありませんので、試合開始とともに、なんか決め事なんてあったんだっけ?と何もなかったかのように試合が進んでいきます。

 

まぁ、そうなるだろうなと思っていましたが、試合が始まれば、状況は都度、目まぐるしく変わっていきます。選手は走って、周りをみて、考えて、息が切れて、疲れてきます。そんな中で、決め事なんて覚えていたら奇跡です。仮に覚えていたとして、その決まり事を粛々とこなしていたとしても、うまく守れていたら奇跡でしょう。変わっていく状況に、セオリー通りではありながらも、柔軟に守備の布陣を敷いて、対峙できてようやく守れる、そんな感じでしょう。

 

そこで大切になるのは後ろからの声がけです。後ろにいる選手の方が状況を広く見渡せます。どこにスペースがあるのか。どこにフリーの敵攻撃陣があるのか。自陣のディフェンダーはどこにいるのか。空いたスペースに自陣の選手を配置し、ボールにチャレンジするのは誰なのかをはっきりさせて、敵のパスコースを防ぎながらディフェンスできれば最高ですね。

 

書くのは簡単ですが、実際にやるのは難しいですね。そこで大切になるのが後ろからの「声がけ」です。どこにいればいいのか。パスコースのどちらを切りながら相手にアプローチをするのかの指示があるのか無いのかでは雲泥の差があります。ということで、冒頭の出だしからで何が言いたかったかというと、「決め事」よりも「声がけ」の方が大切だということです。

 

さて、会社の方へ目を移してみても同じようなことが言えると思います。そう、過去にこういうふうに伝えましたよね、お願いしましたよね、と言ったところで、もはや相手は覚えていません。生きていれば色々なことがありますし、優先順位も違うでしょう。ですが、どうしても、過去に伝えたんだから、ちゃんとやって欲しいなぁという気持ちが生まれてきます。ですが、これは冒頭でいうところの「決め事」でしかありません。

そんなことを常に頭に置いて、人生を過ごしてくれるわけがありません。ですので、同じように「声がけ」をして、思い出させて、軌道修正をさせて、意識せずとも日々の行動となるように働きかける必要があるのだと思います。言われてみれば、経営チームはサッカーの11人ほど多くはありませんので、「声がけ」の頻度も上げられるはずです。「言ったじゃーん」とイラッとした時には、サッカーの「声がけ」を思い出してみようと思います。