manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

おそらくこれは停滞

みなさん、こんにちは。

 

毎週の1on1での会話です。何というか、会社の風土だったり、部下からの報告や相談の仕方についての不満が満載です。「いやいや、以前いた会社とは違いますよ」と諭していたわけですが、まぁ、改めて考えてみれば、ほんの数ヶ月で、この辺りのスタンスが急に変わるわけないですね。よくなるかも、と期待した私が間違えてますね。

 

自分の常識ではこうすべき、前の会社では当たり前のこと。あいつは常識がない、こいつは当たり前のことが当たり前にできない。そして、自分は正しくて、間違えていないと。まぁ、そうですね。私も同じ会社にいたのでよくわかります。そう言いたくなる気持ちは。

 

ですが、これらは日本人がインドやシンガポールへ行って、日本では当たり前のことができない、常識がない、と言っているのに等しいわけです。インド人は彼らの常識があり、シンガポールには彼らの文化があります。はい。彼の地に行ったことのある方なら、よくわかりますね。ですが、実は私もシンガポールへ行ったそのタイミングでは「なんて国なんだ!ひどい!」とびっくりしたわけですので、そんなに偉そうなことは言えませんね。

 

さて、インドやシンガポールで「アイツらがおかしい」と声高に出張したところで、「じゃ、日本に帰ったら」となるだけで、現地の皆さんからすれば、「馬鹿なんじゃないの、コイツ」と思われるだけですね。

 

会社が違えば、常識も違うし、当たり前も違います。「そんな当たり前のことに気付かないのか!?」、と不思議に思われるかもしれませんが、それが気付かないのです。全く同じような様子ですね。

 

さて、このことについてはいろいろな観点での洞察があるでしょうが、ひとつはご自身の力を過信しているということがあると思います。自分は凄くて、偉くて、周りが従うべきであると。ポジション・パワーで従わせたところで、やったことにして報告を受けるのがオチですし、報告してもらったところで、よいことしかあがってこない。さらに言うと、それで気持ちよくなって、仕事をした気持ちになっていながら実態は何も変えれていない。これで経営陣のひとりとして高い給料をもらっていることに疑問を感じないのかがむしろ不思議だったりもします。

 

この「気付かない」ことの功罪はとても大きくありますが、まぁ、初めてのことであれば、もしかしたら仕方ないのかもしれません。でも、周りからするとそれじゃぁ許されない。さて、何をどうして開眼してもらうかを改めて考えてみたいと思いました。めげずに頑張ります笑