manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

4月の過ごし方

みなさん、こんにちは。

 

この数年、4月はとにかくドタバタして過ごしていました。今年もある意味ではドタバタしたのですが、少し異なる感じに過ごしました。

 

対比のためにこれまでの過ごし方をお伝えすると、やれ新体制だの、新たな年度の目標だのを準備し、GWの前にある場で発表し、一息ついて、脳力が限界を迎え、へとへとになっていた感じでした。ただ、目標が定義されただけに過ぎませんので何か事を成したわけではないのですが、もうくたびれて、GWに入ってホッとしていました笑

 

さて、今年はどうかというと、とにかく脳の異なる部分を使って、「考えた」4月でした。少し前にも書きましたように、どのような言葉で何を言えば、みなさんがどう感じるのか。これをひたすら考えて過ごしました。コミュニケーションは聞き手が主体です。メインとなるオーディエンスを定め、そのレベルに合った内容で語ろうとひたすら考えました。言いたいことが全て言えたかは別として、そういう準備の甲斐あり、意図したことはできたようにも思います。いつもの自画自賛です笑

 

もうひとつ大きな違いがあって、誰かから何かを指示しされて、それに従うことが仕事ではなくなったこともあり、「考える」ことが増えました。お客様と相対す時も、課長と相対す時も、新入社員と相対す時も、何を伝えるべきかを考えて、準備して、その場に望みます。いずれの場も、それなりに考えて、それなりにその時には頑張ったつもりではあります。

 

ですが、これらの反応は正直なところよくわかりません。自分の心の中にあることではありませんので、聞き手やお客様や課長、新入社員の心や思考にどのような変化を与えたのかを把握することはできません。校長先生や社長や役員はこんな気持ちで何かを伝えようと思って、皆の前で話していたことをある意味では初めて肌で理解したわけであります。まさに正解のない仕事です。

 

加えて言いますと、昨今はリモート環境なので、オーディエンスの熱が全く伝わってきません。これはとてもツラく、寂しいわけでありますが、時節柄、仕方ないなぁと思いつつ、言葉を紡ぐしかありません。今後もこういう機会が増えるのだと思うと、げんなりしますね笑。それはさておき、ますます、語る力が重要になるんだー、と思い、語る力を磨こう!と目標設定すべきだ、と思う方もいるかもしれませんが、私は少し違うように感じます。

 

少し触れましたように、メッセージを伝えたい群衆はどういう層で、その方々はどういうプロファイルで、その人たちに何を感じてもらおうとするか、これらを確認することがとても大切だと思います。その上で、彼らが「そうだよね」と思う順番で、熱く語る。このレベル合わせと、ストーリー作りが肝で、そういう意味ですと、オーディエンスを真にプロファイリングできているかが大切ですね。私自身、これがどうかというと、まだ少し鍛錬が必要に思います。また、この「熱く」がとても大切で、私は苦手だったりするわけですので、ここはトレーニングすべきなんでしょう笑