manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

季節はずれの

みなさん、こんにちは。

 

少し季節はずれなのですが、昇格面談がありました。受講者に対して、ワークショップをし、当日に向けて準備を進めてきました。皆さん、「手厚い!」という反応で、これまでは何もなかったので、まぁ、そうだろうなぁと思いつつ、昇格候補のみなさんと語り合いました。よい時間です。

 

主要な問いかけは、「みなさんにとって、仕事とはなんなのか」「自分が一番輝いたと思える仕事はどんな仕事で、それは何故か」「自分はどのようなことが好きで、どのような強みがあって、それをどう活かしていきたいと思っているのか」などを確認します。みなさん、各々が長い会社生活の中で象徴的な出来事を振り返っていきます。さて、一段上の役職での景色はこれまでとどう違うのか、そこで何をしていくのかをまとめ上げていきます。

 

みなさん、それなりに言いたいことをまとめてきて、2回目のワークショップです。プレゼンの内容や発言は本当に言いたいことなのか。不要な枝葉は取り除いた方がきちんとした議論ができます。絞り込んでいくようにアドバイスをします。3回目のワークショップでは質疑応答の練習をします。質問された内容を受け止めて、考えてきた内容を答えます。そう、脊髄反射はダメなのと、考えてきたことでなければ語ることはできません。

 

さて、本番となりまして、おおよそみなさんが言いたいことを言えて、質疑応答もそれなりにきちんとできましたので、ワークショップをした甲斐はありました。ただ、うち1人はうまくいきませんでした。プレゼンテーションの中でも言いたいことが絞り込まれておらず、質疑もピントが少し外れています。どうしてなのか、考えてみました。ひとつは、そういう訓練を受けていないということではないかと思います。論理展開上、必要ない論点に揺さぶられてしまう大きな論点がプレゼンテーションの最初に出てきます。もうひとつは、コミュニケーションの基本である、聞き手がコミュニケーションの主体であることを十分に理解しておらず、自分の主張を自分の言葉で語ります。うーん、やっぱりこれは厳しいねぇ。

 

あともう1人、気になる候補者がいました。プレゼンテーションはとても綺麗で素晴らしい。一方で、本当に実行力があるのかどうかが見えてきません。ただ、この実行力は面談の中で確認しきれるかというと、必ずしもそうではないと思います。迫力を感じることができず、残念ではありあました。

 

このふたりはワークショップの時から一貫して同じことを語りかけてきましたが、さすがにそんな短期間では変わりませんね。さて、当然のことではありますが、合否も決めて、結果も様々ですので、その結果を持って、みなさんと振り返って、よい経験にしたいと思います。昨年度にやりたいなぁと思っていたけど、遠慮してできなかったことのひとつです。きちんと仕上げていきたいと思います。