manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

振り返りの先にある大切なこと

みなさん、こんにちは。

 

先日より振り返りの大切について触れてきました。よかったこと/悪かったこと、できたこと/できなかったことを振り返り、意味付けをし、次のよい行動につなげる。そのために自分の弱さに向き合う強さが必要だったり、言語化能力の大切さについて、何度かこのブログの中でも取り上げてきたように思います。

 

私の経験からすると、この営みを繰り返していった際に、凄まじい成長が待っているので、是非やってみて欲しい!わけなのですが、実はあまり人気のある取り組みではありません。何かの取り組みをした際に、それを振り返り、次のアクションや発言を変えてみているわけですが、一歩引いて眺めてみますと、具体的に何かが大きく変わった!なんて、ことはそう簡単には見て取れません。なんか、少し発言が変わった?表情が変わった?くらいです。そして、おおよその場合、その変化は誰にも気付かれず、そして、気付かれないままに、成果を実感することがありません。そのため定着せずにまた元の木阿弥の「振り返りをする前の自分」に戻ってしまう。

 

このことは本人だけではなく、周囲にも課題があります。よい振り返りができたね。次はこういうことをやってみよう、と合意したとします。そのあと、ぼーっと眺めていたところで、変化の兆しを捉えることはできません。注意深く観察をしていると、いつもならこう発言したはずなのに、なんか違うことを言っているぞ、と気づきます。そこを捉えて、「おー、今のいいじゃない」と光を当ててあげることが実はとても大切だったりします。

 

サッカーなどのスポーツであれば、上手くなった自分を実感することができるので、練習の成果を体感でき、それをさらに定着に持っていくことが比較的やりやすい。一方、ビジネスシーンでは上司が変化を感じ取り、このスキルは定着させるべきであると伝えてあげなければ、折角、よくなりつつあるのに、それに気づかずに埋もれてしまいます。結果、あぁ、誰も気付いてくれないし、成果の手応えもないので、もういいか、となってしまいます。

 

そこで、私が大切にしているのは、少し変えてみた後に、周囲に聞くようにすることです。割と図々しく、あの時、こうしてみたのだけど、どうだったかなぁと。そうすると、自分で光を当てに行くので、コメントを求められた人も、もしかしたらそうだったかもしれない。見ていなかったとしても、次回、同じようなシチュエーションとなった際に、目を向けてくれます。そうして、些細な変化を起こし、それに目を向けてもらうことで、ポジティブなコメントを引き出すというわけです笑。

 

とはいえ、そう簡単に「いいね」がもらえるはずもなく、変えてみた後の不自然な表情を捕まえられたり、不用意なコメントにダメ出しをいただくわけです。とはいえ、光が当たらずに、スルーされるよりも、反応が得られることはとてもありがたいわけでして、変えてみた後に、それがどう映るかを確認する、成果を確認にいくことを日頃の営みとすることをお勧めしたいと思います。