manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

不正解と意味

みなさん、こんにちは。

 

今日は仕事納めでした。今年は年初から想定しないことが本当にたくさんあって、色々な経験をすることができた一年でした。毎度、おめでたい振り返りではありますが、私自身は色々な経験ができて、よい1年だったと思います。話題に困ることもなく、年初に立てた「Blogに書きたいことを書いていく」という目標もなんとか達成できそうです。

 

今回も閑話休題から始まりますが、「チ。ー地球の連動についてー」という漫画を週末に読みました。地動説をテーマにしたもので、ストーリーはネタバレになるので触れません笑。ですが、とても心に残った一言があり、ここで紹介したいと思いました。「不正解は無意味ではない」という言葉です。今年1年は事業の成長という観点では「停滞」だったように思います。ですが、その中で変化の兆しを感じたり、起こった問題への対処能力は高まりました。不正解だった1年かもしれませんが、意味が無かったことはないでしょう。

 

もう少し長い目線で考えると、例えば、私自身のキャリアを振り返ってみると、若くして経営企画部門に異動したことは、キャリア形成の観点からすれば、おそらく不正解だったのだと思います。ですが、この数年間、役員という立場でいろいろと考えたり、判断をしたりしていく上では、若い頃に思い悩んだ経験は無駄ではなかったと思います。

 

先日、配下のメンバーとも会話をしたのですが、経営企画部門はいわゆる指揮命令系統の外にいる組織で、権限は曖昧、責任もあるのか無いのかわからないような組織です。ですが、そのような妙な立場で、既存の権限構造を頼りにせずに仕事をしてきたことに意味はあったのだと思います。逆にいうと、通常の状態の組織のマネジメントの習得ということで言えば、まだまだ未成熟ですが、それはこれから取り戻せるでしょう。たぶん笑

 

さて、「不正解は無意味ではない」という言葉に戻りまして、この言葉に惹かれたのは、「意味」について考えたからです。意味があるのか、無意味なのかは、解釈する人によって異なります。今年1年を無意味だったと振り返るのか、とても有意義だったと振り返るのかは、解釈をする自分の構え方にもよるでしょう。

 

ですが、だからといって、全てのことに意味を見出せい、と主張しているわけではありません。逆に、本当に意味がなかったのに、そこに意味を無理やりに見出す必要はありませんし、本を読んでこの本はダメだったなぁ、と思うことがあってもよかろうなのだと思います。過去の社会人人生の全てが有意義だったというつもりは残念ながら無いわけであります笑。

 

私自身が頭がよいかどうかはさておき、きっとこれからも不正解の選択をしていくことが少なからずあるでしょう。ですが、この「不正解は無意味では無い」という言葉を拠り所にして、不正解に意味を見出していくことに努めたいと思いました。