manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

デジタルが運ばないもの①

みなさん、こんにちは。

 

今後、社内に展開する予定の研修プログラムの事前練習がありました。私はWeb会議越しの参加です。若干のぎこちなさはありますが、トークも滑らかでよい感じでしたので、フィードバックの最初に「トークが快活でよいね、自信持ってよいよ」と伝えました。

 

ところが、そのミーティングの後の出来事です。その場で聞いていたもう1人のメンバーから「さすがに、あのイイネはちょっと厳しかったですね笑」と指摘されました。確かに私は余程のことでも、最初によいところからフィードバックすることを心がけています。聞いていたもう1人のメンバーはその場で聞いていてダメだなと本当に思ったのでしょう。

 

さて、なぜ、このようなことが起こったのかを少し洞察してみたいと思います。実は、私の最初のコメントは正直に感じたところでした。もしかすると私のイイネボタンの閾値が低いのかもしれません。確かにそれもあると思います。ただ、本当に悪くない、むしろスムーズに話せていてよかったくらいです。ところが、その場にいたもう1人の参加者はそうではなかったということは、私が持っていない情報をもう1人の参加者は持っていた、ということでしょう。

 

私が見ていたのはパワーポイントのスライドと声のみです。そうすると声がよければ、よいね、となります。声に集中しているので、とっかかりが無いのはナイスです。ところが現場では、表情だったり、身振り手振りだったり、自信の無さだったり、緊張やソワソワしている様子が現れます。それが悪く映ったのでしょう。なるほど。ある方から、ZOOMでのセミナーは早口で話すくらいがちょうどよいというアドバイスをいただきましたが、腑に落ちてきます。そういうことですねと。

 

話は少し変わりまして、実は先月・先々月とで、新たに導入した人事制度の説明会を対面での説明会に加え、Web会議を同時中継しました。都合、10回以上、同じ話を繰り返し、トークだけはどんどん上手になりました笑。実は、コロナ禍ということがあり、説明会の会場は密にならないように、広めのところを用意したものの、実際に来た方は実は各々で1〜2名。「なんだよ、それ。せっかく話しているのにきて欲しいなぁ。」と思っていましたが、実はその方が良かったのではないかということに今回の出来事で気づきました。我々の頼りなげな表情だったり、中途半端な身振りは伝わらず、声と滑らかなトークと自身あり気な語りのみが伝わったのだとしたら、それはとてもよかったのだと思います。はい。結果オーライです笑

 

Web会議の受ける側はこう感じるのかと、学びの多い出来事でした。自分が話す際も、滑らかさだったり、声のトーンであったり、そういうことに注意したいと改めて思いました。新時代・ニューノーマル・アフターコロナですね笑