manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

ぬかるみからの再出発

みなさん、こんにちは。

 

もめた翌日の話です。早朝に社長と会話し、もうひとりの役員とかくかくしかじかで揉めました。揉めている件をどうするかを相談し、その点についての方向性は出ました。その上で、改めて役員の3人の状態、周りからどう見えているのか、今後、我々はどうしていくべきなのか、そして、それをきちんと伝えようということになりました。

 

さて、ここからが難しいところで、実行局面の相談をきちんとしておく必要があります。難しいフィードバックなので、相互に相互の主張をきちんと受け止めた上で、言いにくいことを伝えないといけません。ということで、お願いをします。一旦、受け止めてあげてほしい。その上で、社長の意見として、述べてほしいと。

 

いざ、ミーティングです。当然ながら、頭出しは私からです。一通り話をした後に、もう1人の役員が話をします。まぁ、変わらず、自分の視点から自分の主張で話をしますが、ふたりで一通り聞きます。あまりに長いので、一応、その話は私から伝えていますよと挟みはしましたが笑。基本的には私にとっては昨日と同じ話、社長にとっては私から朝聞いた話ですが、社長はよく話を聞いてたと思いました。

 

そして、事前の打ち合わせの通り、考えを受け止める言葉を発してもらった上で、自分はどういう考えだったのかを伝えます。とても、よいです。相互に話ができる雰囲気になったので、私から我々3人の関係性のあり方について意見を挟みます。整合すべきであると。

 

この前日の話とこの日の話を総括してみると、確かに我々はとても稚拙な経営陣だったようにも感じます。感情も挟みながら、相互に自分はどういうことを不満に思っているのか、どういう主義でどういう発言をしているのかが明らかになります。想像していたように、レベルが高くないために起こっていたことや、大企業でのマネジメントスタイルを持ち込んでいたところも明確になったように思います。

 

とはいえ、過去は変えられないので、将来に向けてどうしていくかです。改めて、相互がコミュニケーションよく情報連携をし、意見が合わなければ、きちんと話すことを約束できました。そして最後です。これは事前に打ち合わせしていませんでしたが、とてもよかった一言だと思います。「自分たちは今は役員というポジションだけど、これまでやったことがなくて、その役割を担っている。だから、学びましょう。」私も社長も同じだという言葉を添えて伝えました。

 

そう、このお方はなんだかよくわからないのですが、妙な自信に満ち溢れています。部下からはフィードバックが入るハズがないので、当然気持ちよくしています。ただ、周囲から見るとイマイチなのは明らかです。彼が次のアクションを実際に起こすかどうかは不明ではありますが、少しスイッチが入った瞬間のように思います。

 

雨降って地固まるまでには、少し時間があります。その間に整地をしておかなければ、デコボコの地面になります。固まった際に良い状態になっているかどうかは、時間が少し経たないと分かりませんが、これまでとは関係性を新たにできる一歩が踏み出せたように感じます。ちなみに、他のトラブル案件も山積みの中に、このことにかなりの時間を割きましたが、これはこれで緊急性も高く重要度も高い仕事です。少し遅きに失している感もなくは無いですが、ここは踏ん張ってよかったし、流れができてよかった出来事だと感じています。後で、振り返ってみて、あれはよい機会だったねと、言い合えるといいなぁ。