manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

振り返りの効能と仲間づくり

みなさん、こんにちは。

 

月に1度、1on1で部下のみなさんと振り返りをしています。いつも忙しくてバタバタっと終わってしまうのですが、何の巡り合わせか、今日はいつになく、とてもよい振り返りができたように感じました。この1年間と3ヶ月、よく頑張ってくれていた部下との振り返りですので、力が入ります。熱が入るとロクなことがありませんので、逆にリラックスして臨みました。

 

今日のテーマは「感情」としました。いつも悩まされているモノです。各々の仕事に取り組んで来た時に、都度、どんな感情を持っていたのかを語ってもらいました。いずれのプロジェクトも、最初はどんな感情で取り組み初めて、プロジェクトの進展を通じて、その気持ちがどう変化していったのか。その変化の契機となった出来事と併せて振り返ります。この場に内容を具体的に書くことはできませんが、幾つかの鍵となる状況の洞察と応用可能な経験を紡ぎ出すことができ、よい振り返りができました。

 

そういえば、今の私の部下の皆さんとは昨年度の下期から1on1を開始しました。下期からにした理由は、着任したその日からだと、まぁ、信頼もされてないし、関係構築が不十分なので控えようと判断した記憶があります。信頼関係のない中で、無理に実施して嫌がられたら、元も子もない。という事で、地味にジンワリ始めようと思い、やりたくてウズウズしたい気持ちを抑え、最初の半年間は控えました。

 

今にして思えば、この半年間の「待ち」は効果があったように思います。着任当初は思い出したくもないくらい、みなさんに信頼されていませんでした。待つしかない、時間の力を借りるしかありませんね。そして、半年後、待ちに待った1on1を開始しても、最初はまぁ、ギクシャクします。話す方も慣れていないし、警戒もしますし。本心言っても大丈夫かなぁ、って感じです。こちらがいろいろ言っても、微妙な反応ですし。開始して、半年間でようやく慣れて、ようやくこういう充実した時間を過ごせるようになったという事でしょうか。

 

着任当初の気持ちとしては、この会社をいろいろ変えていきたいと思い、ジリジリしていました。とはいえ、こんなのひとりじゃ絶対に無理。それなりの人を何人か連れて来ないと無理。でも、誰も人を出してくれないし、人を連れてくるなんて無理。外からも来ないし。それでも、いろいろあって、何かの縁で連れて来れたのがひとり。採用して、もうひとり。そんな中で、細胞移植してそんな外科手術しても、ダメ。社員が自分で考えるように自力を引き出すのが経営の仕事と高いところからアドバイスを受け、悩み揺らぎながら日々でした。

 

そう、たった一回、よい振り返りができた。少し仲間が増えた。そんな事で満足してはいけません。でも、ただ素直に嬉しくて、感激してしまいました笑。たまにはこういう良きこともないとやってられませんね、と思い、今日の記録に残しておこうと思いました。