manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

会ったことのない人とどう向き合うか

みなさん、こんにちは。

 

配下の人数が100人を超えると一人ひとりの顔と名前が一致しないような状態になるでしょう。また、異動したり、転職した際も、自分のことを知らない人の方が多くなります。逆もそうで、たまにしか会わない役員は自分のことを覚えていないでしょうし、異動してきた人や転職してきた人は自分たちのことを知らないでしょう。役職が上になると、いきなり見知らぬ部門の長として、着任することもあるでしょう。

 

いろいろな状況があると思います。異動先のみなさんがとても暖かで、「ようこそ」と歓迎されるようなケースもあるかもしれません(私はあまり遭遇したことがありませんが)。これはとても素晴らしいことで、新たなメンバーを一早く戦力化しようという意思の現れですので、異動した方々は安心して頑張りましょう。逆に、排他的で、なかなか仲間に入れてくれなかったり、放置されたりということもあるでしょう。悪意があるというよりは、その組織に受け入れ経験が少ないだけなので、心配しすぎずも、上手く立ち回る必要があります。不満は都度あるでしょうが、いちいち気にしていても、何もよくなりません。滅入るだけです。また、部門長として異動した先も、素晴らしく優秀なメンバーがいて、座っているだけで、目標達成できる場合もあるかもしれませんし、逆に「なんだこれは」というほど「使えない」みなさんで構成されていることもあるでしょう。

 

さて、ここでのポイントは「会ったことのない人たち」にどのように向き合うかだと思います。優秀であろうがなかろうが、会ったことがなく、一緒に仕事をしたことがなければ、本質的には未知数です。昔は「よーし、見極めてやろう」という構えで接していたのですが、これがあまり上手く行ったことがありません。何やら上からな感じもしますし、そんな短時間で「おー、すごいぞ」という印象を与えられる人は頭が良すぎて逆に粘り強さがなかったりします。ということで、構え方を変えて、「よーし、役に立ってもらおう」として向き合うことに変えました。

 

するとどうでしょうか、初対面の方への観察の仕方が変わります。何が得意なのか。どういうことに興味があるのか。どういうことに意気を感じるのか。こういうことを観察して、より役に立つところで頑張ってもらおうとなります。ベースには一定の信頼を無償でおくことが必要かもしれません。本質的には信頼できるかどうかなんて、そんな短かな時間ではわかるわけがありません。ただ、本当に信頼できるまで、一人でひとりと濃密な時間を過ごすことはできません。となると、極端に言えば、誰も信頼できないか、みんなを信頼するかのどちらかになります。基本的にみなさん役に立ちたい、頑張ろうと思っている方が多いので、よほど間違っていなければ、動機付けと環境が上手く作れれば、みなさんかなりの活躍をしてくれます。流石に、「あ、こいつヤバそう」という方は距離をおこうとしますが、実はそこまでの方は結構稀な存在だったりしますので、ご安心頂ければと思います笑