みなさん、こんにちは。
唐突ですが、みなさんの職場は賑やかですか？それとも静かでしょうか。私がこれまで渡り歩いてきた職場は比較的静かな職場が多かったです。最近はやりのテレワークやリモートオフィスも静かなんでしょうね。静かな職場の方が仕事がはかどるので、みなさんその方がよいでしょうか。
静かな方がみなさん望ましいと思っていることは知りつつも、私は意図的に職場で雑談をするようしています。自分が若いの時も話していたような気もします。若い頃、企画部門に異動したものの、あまりお仕事を回していただけなかったことを以前、取り上げました。部門のみなさんも懸命に何かの資料を作り、忙しそうにしています。そんな中、一応、空気を読んで、忙しさの隙をついて「忙しそうですね〜」と声がけします。
すると「いやぁ、実はね、、、」と断片ではありますが、こういう仕事でこういうことに困っているんだよと話が聞こえてきます。そうか、なるほど。この人はこんな仕事をしていて、こんなことを考えているんだということが見えてきます。
そういえば、本社の企画部門に異動する際に、現場部門出身の我々に対し「本社の企画にいる奴らは本当に優秀で、同じ土俵ではキミ達は勝てないよ」とアドバイスをいただいたことを思い出しました。ただ、話してみると、確かにある分野ではスゴイですが、すべての分野ですごいパーフェクトな方はいるはずもなく、すごいとはいえ、こんなもんかと失礼ながらも思ったりしました。
上司になってあとはどうでしょう。部下の能力は会議や一緒に仕事をしていればわかりますが、実は、それ以外の情報は意外とわかりません。プライベートの状況は知っておいた方がよいでしょう。趣味にどれほど命をかけているのか。感情面で配慮する際には何に気配りすればよいのか。一緒に仕事をしていく上で、周辺情報はあって困ることはありません。
これらを収集しようとして雑談するわけではなく、雑談する中で溢れてくる情報を掬います。なので、雑談が主です。とは言え、みなさん、最初からノリノリに雑談してくるわけではありません。信用してもらえてなかったり、職場が静かだったり、よい塩梅の雑談を妨げるものはたくさんあります。
大切なのは、こちらから話しかけておいて、多くを語らないだったりもします。なんじゃそりゃ、と思うかもしれませんが、これはとても大切です。雑談で自分がベラベラ話してしまえば、ストレスは発散できるでしょうが、得られる情報はあまりなかったりします。
また、聞くぞ！という姿勢で、メモを取るなどもってのほかです。あくまで雑談しようよ、という軽いノリで、軽く話し軽く終わります。話題もひとつ。多くて２つです。細かな雑談であれば気分転換になります。また、仕事の話に発展する場合は、場所を少し変えるのがよいでしょう。
つらつらと書きましたが、センシングには雑談がとても有効です。この1年間を振り返ってみると、上手に雑談できた皆さんとはいろいろなことがうまくいったようにも感じます。逆にうまくいかなかったなぁ、という皆さんとは雑談の量が少なかったようにも思います。些細なことではありますが、雑談からも物事をうまく回すための材料が拾えます。雑談の力を磨いていきたいと改めて感じました。
