manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

報告の意味合いと事務局の立ち回り

みなさん、こんにちは。

 

報告すべきことがあり、正式な場で報告を実施しました。よくあることですが、報告を受ける側からするとピントがずれていたようで、修正のご指示を頂戴しまして、その場は終了しました。その後、事務局からも、きっとお偉い皆さんはこういうことが気になっているので、対応するのがよかろうと、いろいろな方向からアドバイスをいただきました。

 

その一連のやり取りそのものは親切心から来ているもので、とてもありがたい話なのですが、少し違和感を感じました。何のための報告なのか?というところで、はてなマークが付きます。そして、ここでいつものように気づくのですが、昔そのような報告を求めてたり、そういう観点での情報提供をしていたなと。

 

報告の場で聞きたい方に聞きたい話を報告することは確かに大切なのだと思います。ただ、仮にお伝えしてできたとして、報告を受けた側は「あー、ちゃんとやってるのね」と安心するかもしれません。一方で、報告した側が何か得られるのかというと、特に何もなく、なんのために?という気持ちが湧き上がってきます。

 

実は、報告を求める側の気持ちはよくわかります。そういうルールだから、報告の場で報告をし、その場で審議いただく必要があります。ただ、それは少し儀式的だったりしますし、勇気付けられたり、ありがたいアドバイスを頂くことは稀で、どちらかといえば、怒られて挫かれて終わってしまうことが多い。そして、事務局はせっかく事前にアドバイスをしたのに無駄にしたなぁと嘆くわけです。

 

逆サイドの報告側はどうなのかというと、短期的にはその場で失敗したところで、実質的に困ることはありません。ただ、少し時間が経った後に偉いポジションの方が異動させられたり、誰かが送り込まれたりと、実は結構な痛手を受けることになります。ということで、しくじらないほうがよいのですが、直接的な痛みでもなく、目に見える何かが獲得できるわけでもありませんので、どうしてもおなざりになってしまいます。

 

さて、本質的には報告の場が活きていない所が問題なのですが、その場を活かすためには相当な努力が求められます。というのも、双方が双方の世界観を共有していなければ、そのような意見交換の場が成立しないからです。なるほど、報告を求める側はこういう責任があり、こういう点に対し、対策を必要としているのか、を報告する側に情報提供し、加えて、報告を受ける側にも、報告側にはこういう課題があり、視野の狭い人たちの集まりで、こういう能力がなくて、ということを本当は知ってもらいたい。とはいえ、事務局はリスクをとってくれませんので、そこは期待できないなぁと、今回は諦めましょう。いつかまた、私が事務局をする機会には、その溝を少しでも埋めたいなぁと感じた出来事でした。立場が変わると思うこともその時は異なるかもしれませんが笑