manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

企業存続と従業員補償

みなさん、こんにちは。

 

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の対応で追われています。旅行・飲食・ホテルなど、大打撃の業界もありますが、我々は幸運なことに影響は限定的です。ただし、「今のところは」で、今後どうなるかは定かではありません。

 

昨日、NHKでディズニーランドの非正規雇用の方についてテレビで取り上げられていました。時給でシフト勤務なので、元々登録していた時間のみの6割補填で全く生活が成り立たないというような話でした。(適当に見ていたので、もしかしたら正確には異なるかもしれませんので、その時はごめんなさい)

 

我々の会社にも、契約社員がいますし、テレワーク環境の整っていない社員もいます。グループ全体では、自宅待機は6割保障ということで、方針が示されています。ただ、現場からはそれでは生活が成り立たない社員がいるので、追加対策を考えてほしいと要請を受けています。

 

シミュレーションしますと、例えば、一人月収25万円とし、6割だと15万円になります。貯蓄のない方であれば、生活が成り立ちません。今度は逆側でのシミュレーションです。例えば、契約社員が1,000名いたとして、6割負担から7割負担に変えてあげようというと、一人当たり2.5万円の増額となり、2,500万円の負担増になります。財務状況にもよりますが、1か月で2,500万円はそれなりに大きいと思います。というのも、これがこの1か月で本当に終わるのかわからないからです。仮に2か月続くとなると、5,000万円となりますし、それ以上になったりすると、想像したくなくなります笑

 

そもそも利益もそんなに多くない会社なので、とたんに赤字転落ということにもなりかねません。会計上は特別損失で処理できるかもしれないし、現金がそれなりにあるので、大丈夫でしょう、という考え方もあるかもしれません。ただ、怖いのは「先が見えていない」ということです。

 

加えて言うと、契約社員だけではなく、正社員も大勢います。上記の金額に正社員分が加わりますし、また、契約社員にも自宅待機の方もいれば、こういう中でも出勤してもらっているメンバーもいます。待機が厚くなれば、会社に行きたくないという社員も出てくるでしょう。ますます、事業継続が難しくなってきます。

 

冒頭のディズニーランドの話に戻りまして、夢の国を維持する、すなわち会社経営を維持することと、従業員の一人ひとりの生活を維持すること、この両立のバランスをどうとるか。考える時間がもう少し欲しいと思いつつ、従業員を長く待たせるわけにもいかないので、悩ましいところです。

 

キレイには判断できない気持ち悪い問題ですが、結構、日々、大小問わずこのようなタイプの問題に日々追われていることもありまして、イメージしやすいかと思い、取り上げさせていただきました。頑張って考えたいと思います笑