manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

どうせそのうち②

みなさん、こんにちは。

 

再びいただきました。普段の会話の中で、「どうせそのうちいなくなりますよね」と。雑談で出てきた何気ない言葉で、悪意は全くない文脈でのひとことです。とはいえ、これは本心でしょう。私自身のことは、先のことはわかりませんが、周りにはそう見えているのでしょう。

 

この流れで考えたのですが、例えば生え抜きで社長になったとします。長くて6年くらいは社長でいられる時間はあるでしょうか。こちらも、そのうちいなくなるのか、どうなのか。確かに会社には何十年と在籍しているのでしょうが、社長でいられる時間には限りがあるでしょう。

 

ただ、オーナー企業はこの限りではでありませんね。オーナーは自分の持ち物なので、きちんと守りを固めれば、持ち続けられるでしょうが、いずれ寿命が来れば、そのタイミングでは社長ではいられなくなりますね。

 

では、急にやってきた幹部と生え抜きの幹部は何が違うのでしょうか。ひとつは信頼感や人脈の根の張りかたが違いますね。優秀さや実績を長年示していますし、年長者からは子どもや兄弟、若手からは親や兄のように親しまれます。また、組織に対する帰属意識も高いです。

 

ただ、長年ひと所に留まり続けているので、お気に入り人事や意思決定が保守的になるなどの淀みや偏りも出てくるでしょう。長い間、組織長でいれば、どんどん支配的になり、組織が自分の持ち物のように感じてくるのかもしれません。

 

逆に、外部からひょっこり幹部になった場合には、先ほど挙げたようなことは一切持ち合わせていません。そんな中で何を基軸にすべきなのでしょうか。

 

わかりやすいのはミスミの三枝さんのようなプロ経営者でしょうか。経営のプロとして、専門知識と経営のフレームワークと経験の中で培った人心掌握術などを駆使して、企業の舵取りをしていく。

 

うーん、すばらしい。ですが、私はすぐにはそんなレベルになかなか手が届きません。とはいえ、経営の舵取りを任されているひとりとしては、なんらかの貢献をすべきです。ぼーっとしてると、すぐに時間は過ぎてしまいます。

 

少し話はそれますが、アオアシ 4巻に「個人戦術」の話が出てきます。動いていくゲームの局面を観察しながら、より有効に攻めたり守れたりするように自分のプレイの選択を変えていく能力を指しています。

 

半熟に近い生卵なので、自分が足りていないことを自覚しつつ、よく学び、よく観察し、そして、個人戦術を持ち、周囲に影響力を発揮していくことを新年度に向けてはより取り組んでいきたいと思いました。持たざる者の強み、時間が限られているものの強みを見つけていきたいと思います。