manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

教え方のよしあし

みなさん、こんにちは。

 

今日も時差通勤の電車の中で描いてます。ちょっとした工夫で得られる時間です。よいですね。

 

あまり人の多いところにもいけないので、先日、地味にゴルフの練習をしてきました。長男くんのスウィングが固いので、アレやコレやとアドバイスしたのですが、どうにも上手くいきません。そこで一言、「教え方が悪い」とご指摘いただきました。

 

はい。そうですね。そう思われた時点で負けであります。残念ながら「教え方が悪い」のでしょう。

 

以前、「学ぶ力」について取り上げました。長男くんは机上で理屈を理解して、知識を獲得することには馴染みがあります。ですが、そこで得たことを自らの身体の動きにつなげて、定着させることが苦手なようです。

 

苦手なことは仕方のないことだとは思います。でも、何故そうなるのか。細かなことを挙げていけばキリがありませんが、ひとつあげるとすれば「教わること」を前提にしているからではないかと観察します。

 

教わった通りにやっている。(実際にはやってません)でも、うまくいかない。教え方が悪い。この理屈です。

 

そういえば、昔からよく、「学校で習ってない」とか「塾で教わったことと違う」と文句言われていたことを思い出しました。長男くんは教わったことを、机上で教わった通りに吐きだすことのできるよい学習者です。

 

しかし、他者の教えはあくまで「他者が体得したことを言語化し、それを共有している」だけに過ぎません。そのまま吸い込んで、自分に当てはまるか、といえばそうではないことの方が多いでしょう。他者の教えを解釈して、意味を考え、自ら試し、うまい具合を得て、体得していくプロセスが必要になります。この点が足りないピースです。

 

アオアシ4巻の38話にでてきます。「ハッキリこうと教えられるよりも、自分でつかんだ答えなら一生忘れない」と。

 

帰宅後、絵を描いて説明したところ、私が伝えたかった事はご納得いただけました。「振り子」という言葉があればよかったようです。

 

という事で、最後に今回の出来事の振り返りを入れましょう。「どうしてうまくいかないのか考えてごらん」の一言が大切でしたね。付け加えると、「そうしてみよう」「やってみると上手くいきそう」と思わせる工夫も不足していたのでしょう。

 

結果、冒頭の「教え方が悪い」という指摘は正しいという結論になりますね笑

 

ちなみに会社経営においては、指示を受ける立場にはありませんので、自ら考えた大切なことをやろうとしています。当然ながら、答えを掴めているかどうかは、やってみないと分かりません。ですので、いつもよりも振り返りが重要なのでしょう。