manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

順番とゆらぎ

みなさん、おはようございます。

 

今日は土曜日ですが、昇格面接のため出勤です。受講者のみなさんにはとても大切なイベントなので、こちらもテンションを高めて臨みたいと思います笑

 

さて、影響力の話に戻ります。会社・組織は人の集まりですので、集う人を惹きつければ、そこでは影響力を発揮しやすいでしょう。逆に嫌われたなら、そこで思うような仕事することは難しくなるでしょう。

 

①遊びじゃなくて仕事なんだから、厳しく指導して、ついてこれない奴もいるだろうが、仕方ない。もしくは、②嫌われたら仕事にならんので、とにかく「いいひと」でいよう。①はこのご時世ではあまりいないかもしれませんし、②もリーダーとしては「それでいいの?」という感じがしますね。このバランスが難しいですね。

 

対極的に見えるふたつのスタンスなので、相反するように見えますが、どちらかを取るとどちらかはできない、という類のことではないと思っています。例えば、異動当初は②で振る舞い、しばらくして、自分を十分に知ってもらってから①になる、などと時間軸を入れることができるでしょう。

 

この順番がとても大切で、ビンタしてから抱きつくのか、抱きついてからビンタするのか、と同じくらい、情景が変わってきます。みなさんも、周りに一見するとヤンキー(不良)っぽい奴が実はマジメにゴミを拾っていて、あぁ、彼はいいひとなんだと思ったことがあるでしょう。ヤンキーのいい奴は普通の人よりもいい人の法則です。普通の見た目のひとに比べて、いいひとに感じるので不思議です笑

 

さて、話を戻して、①きびしいと②やさしい。どの順番がよいでしょうか。必ずこれが正解!ということはないと思います。なぜなら、リーダーシップは文脈に依存するのと同じで、組織の置かれている状況によって変わりますね。

 

私のこれまでの経験では、②やさしいで入って①きびしくなるのが、正解のような気がします。①の厳しいで入って、周りに嫌われた後で②優しいだと、効果半減で、しかもなんか少しカッコ悪い笑。周りからしても、いまさらそんな優しくされたって、とていう感じに受け止められるかもしれません。②で入り、おっ、この人は話のわかる人だと思ってもらわないと、説教も素通りするでしょう。「いいひと」からの、実はヤンキー作戦です。

 

と、ここまでくると、みなさんもなんとなくオチが見えてきたと思いますが、大切なのは「使い分ける」ということではないでしょうか。組織の置かれている状況や自分の周りからの受け止められ方は変わっていきます。

 

不思議な感覚なのですが、仕事をしていて、ある時に、みんなでこれをやろうという機運になる瞬間があります。そんな時でないと物事は動かせません。私はこのことを「流れ」とか「うねり」と呼んでいます。状況が変わってきて、厳しいけど、やるぞ!という機運を高めるために敢えて「ゆらいでみる」ことも大切なんだと思います。そのために「ヤンキー」と「いいひと」を使い分けてみるのもよいかもしれません。

 

ただ、あまりにコロコロ変わるのは、やばい奴だと思われるので、おススメできませんね笑