manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

立ち方と向き合い方

みなさん、こんにちは。

 

先日の出来事です。出向者の役員と会話している際に、どうにもこうにもポジション取りが悪くて気になりました。グループ企業の一員として親会社から流れてくる調査や報告提出への対応についてです。

 

少し昔話からになるのですが、私は2年前に役員としてこの会社にやってきたわけですが、どうにも役員という仕事がどういうものなのかわかりません。まぁ、今にして思えば、やったことがないわけですからそれは当然のことでしょう。ですが、幸運にもとある団体に謝りに行くような出来事がありました。担当者にお任せすることもできたのですが、何かの役に立つと思ってくれたのか、一緒に行って欲しそうな様子でしたので、喜んで付き添いました。まぁ、その場の流れとしては、それなりにお役には立ったのかなぁとも思う感じでした。

 

これを皮切りに、というわけではありませんが、とにかく謝りに行ったり、起こってしまったトラブルによくよく対応していくことになりました。そもそもその手の揉め事の対応には得意なこともあり、自分が悪く無いことに対して、場合によっては前に出て、お詫びを申し上げたりしつつなんとか対処していったわけで、これはこれで、振り返ってみると、役員の仕事の一つなんだろうと思いました。自分が出ていって、最後はなんとかするということです。後ろに誰かがいるとしても、会社の代表者のひとりとして対応することは、役員の仕事の一つなのだろうということです。

 

さて、冒頭の話に戻りまして、その出向者の役員と会話をしていると、どうにも感覚が合いません。私から見ると、そもそもそんなに大きなリスクでも無い事象に対して、社内工数を多く使おうとしています。この手のことに対する感覚は現場の方が敏感です。なんのためにやるのか、が自分たちにとって意味がハッキリしないとやれと言ってもやらないことは目に見えています。

 

ですが、その方はまだ半年も経たないこともあり、大真面目に取り組もうとしていますし、会社全体に指示を出そうとしています。ふと思ったのですが、それは何の為になのでしょうか。一つは自分が送り込まれてきた側に立っていることがあると思います。親会社(株主)の指示は絶対であって、多少の手抜きはあったとしても、形式上は対応したということにしたいとなります。

 

ですが、一方で、会社の社員側に立つと、株主が何か言おうがあまり関心がありません。そもそも、株主を見たことも感じたこともないでしょう笑。ということで言えば、親会社や株主の要請が自分たちの腹に落ちることであれば、対応してもらえるし、そうでなければ、いくら声高に叫ぼうが距離が空くだけの結果になってしまいます。

 

会社側の立場に立って、従業員に向かい合えば、本当にリスクの大きいことは真剣に取り組む、そうでなければ、スルーするくらいの度量があってもよいように私は思いました。当然、何かあれば怒られますが、その時にどれくらい上手にお詫びができるかも、大切な役員の仕事です。

 

あ、そういえば、思い出しましたが、謝るといえば、少し前のTVドラマですごく上手に謝るシーンがありました。ご興味のある方は、「中学聖日記」の最終話でして、是非、ご覧いただければと思います。