manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

ふたり目の子育て

みなさん、こんにちは。

 

私には子供が二人おりまして、当然ながら、ふたりの子育てを経験しています。最初の子供は本当に何もかも大変だった記憶があります。だっこするのも、おむつを替えるのも、褒めるのも、叱るのも、全てが初めてのことです。結果論ですが、世話を焼きすぎた印象があります。逆に、ふたり目の方は、泣いていようが、笑っていようが、最初の子に比べるとどうしても適当で、感動は薄い一方で、だっこするのも、おむつを替えるのも、褒めるのも、何もかもに余裕があったように思います。最初に立ったのはいつなのか、言葉を発したのは何なのか、全く覚えていません笑。ただ、逆に余裕があり、楽しめたのはふたり目だったように思います。あ、もちろん、子育ても大きくなってくれば、かなり様相が変わってきます。思春期にもなろうものなら、もう全くの別人です。

 

ということで、私は何をするにしても、2回目の方が楽しんでできる、うまくできるのではないかと思っています。今回も昨年の4月に着任する前に、会社再生はこうやってヤるんだ的な本を買って、さぁ、準備するぞ〜と思ったものの、未だにその本は読めていません笑。と言うのも、読んだ内容があまりにも現実とかけ離れていて、これじゃぁ、毒にも薬にもならんなと、本棚に整理されたままになっています。(でも、いつか読みたいと思ってはいます笑)ただ、今にして振り返ってみれば、それも当たり前かなとも思います。やったことのないポジションで、影響力の度合いや構成している人の質だったり、マネジメントのレベルだったり、いろいろなものに感覚がないのだから、準備で何をやったところで、効能はたかが知れているのでしょう。

 

冒頭の子育ての話に戻りますが、多少、性格などにより変化はあるでしょうが、子育てという大きな概念で捉えたところで捉えれば、おおよそ同じではないかと思いました。やりたがっていないのに、無理に教え込んでもダメですし、求めてないのに何かを与えてもロクなことになりません。さて、同じ文脈で、2回目の経営のポジションはどうなのでしょう。なんとなく、ですが、きっと1回目と同じように、多くのことに戸惑い、うまくいかないのではないかと、なんとなく想像してしまいます。周りにいる人は全く違う人たちで、条件も恐らく全く違うでしょう。例えば、今回は資金繰り、という観点ではほぼ困ることはありません。が、2回目のポジションではそういうことがあるかもしれません。また、社員はみなさん優秀だったとしたら、研修という技も使えないかもしれません。ただ、2回目の方が、余裕があって、楽しめるのではないか、この論点についてはYESのような気がします。

 

そして、2回目だったら、必ずこれをやろうということがひとつあります。それは、周りの鍵となる人とよく話し、よく話を聞き、腹を割って話ができる間柄になろうということです。有り体に言うと信頼関係をちゃんと作る、それも自然な形で作りたいですね。逆に言うと、今、もっと欲しくて、過去を振り返ってみると、もっとあったら、もっとよい仕事ができていたのになぁ、と思うことです。粘り強さ、練度、実行力、成功確率を高めるためにも、このあたりを高めていく技だったり能力が大切、そんな感じがしている今日この頃です。