manaou's note

後で読みたいと思うメモをノートに

先立つものは

みなさん、こんにちは。

 

新型コロナの感染拡大を防げるかの瀬戸際に来ています。ニュースも関連する話題で一色です。活動が制限されているので、なおのことそうなるのでしょうね。

 

さて、本日は『キャッシュ(現金)』について考えてみたいと思います。メンターの方からアドバイスをいただきました。「今後、環境がどうなるかわからない、君たちの会社は小さいから資金繰りについてちゃんと考えておいた方がよい」と。このアドバイスをいただいたのは、今から2週間くらい前でした。ムード的にも緩んでいた頃なので、ふーん、そうなんだ、くらいな感じで受け止めていました。

 

みなさんご認識の通り、この数日で自粛モード・危機モードが加速しています。それもあり、経理にキャッシュの状況を確認しました。彼らもこの質問を想定していたようで、即答で教えてくれました。「まったく売上が上がらない場合で、3ヶ月間持ちます」とのこと。この期間を余裕があると捉えるか、イヤイヤやばいでしょと捉えるのかは事業の特性によるでしょう。

 

例えば、オリエンタルランド。早いタイミングからディズニーランドは休業中です。再開が4月20日以降という事で、1ヶ月以上もほぼ売上が上がらない状態になってしまいます。また、ニュースでもトヨタは一兆円の融資枠を求め、ANAも1,000億円規模の借入を検討しているとの報道がありました。

 

固定的に出て行くキャッシュがどれくらいあるのか。工場の設備を止めても維持費は必要でしょうし、今度は動かす前に点検は必要です。人の動きが止まるので、交通系の事業は設備が多くあるのに、売上が上がらない。正社員も多いです。ANAの5,000人の一時帰休の報道もありましたね。

 

日頃、事業が通常通りに回っていれば、酸素や水のように当たり前にある現金が有事の際には滞ってしまうことが想像できました。幸運なことに、我々は今のところ無借金なので、もし銀行が貸してくれるのならば、3か月よりももう少しは持ちますが、それでも加えて、1~2カ月くらいでしょう。だとすると、どうしようもない状況になったとして、手元のキャッシュと借入で長くて6カ月持てばよいということでしょうか…。

 

あまりびくびくしても仕方ありませんが、この6カ月の猶予期間で何かできるのかと言えば、あまり大したことはきっとできないでしょうね。そうすると、外に出ていくキャッシュを今のうちから抑えること、不要不急の活動はやめざるを得なくなります。縮こまっていく一方です。うーん、論理的に考えるとこうなりますが、本当にこれが正しいのかどうか…。もう少しじっくりと考えてみたいと思いました。